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※写真は2024年12月29日撮影

 大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)第13節GAME2広島サンダーズとジェイテクトSTINGS愛知の対戦が東広島運動公園体育館にて19日(日)に行われた。

 昨日、18日のGAME1ではセットカウント3ー0で広島THが勝利している。全体順位は、STINGS愛知が5位、広島THが6位につけている。

 広島THは、アウトサイドヒッター(OH)に新井雄大と坂下純也、ミドルブロッカー(MB)に川口柊人と三輪大将、セッター(S)に金子聖輝、オポジット(OP)にフェリペ・モレイラ ロケ、リベロ(L)に高木啓士郎をスタメンに起用した。

 一方のSTINGS愛知はOHにリカルド・ルカレッリ・ソウザと藤原直也、MBに村山豪と岩本大吾、Sに関田誠大、OPにトリー・デファルコ、Lに小川智大をスタメンに起用した。

 第1セット序盤はSTINGS愛知が一歩リード。デイファルコやルカレッリにトスを集め、圧倒的なパワーでブロックを弾き飛ばしていく。対する広島は、少し硬さが見られミスが続くような場面も見られるが、新井を中心に要所でしっかり得点をしている。途中で起用された内定選手の柳北悠李が攻撃面で大活躍。点差は離されているがチームのムードは良い広島TH。しかしSTINGS愛知が大量リードを守ったまま第1セットを先取した。

 第2セット序盤は両チームサーブミスが目立ち、なかなか流れに乗りきれない。点差が離れないままテクニカルタイムを挟むと、今度は両チームとも素晴らしいプレーの応酬。STINGS愛知が凄まじい繋ぎで得点すると、広島THは完璧なコースへバックアタックを決め、すぐさま追いつく。一進一退の攻防が続いていたが、先に20点に乗せたのは広島TH。またもや内定選手の柳北がチームを勢いに乗せた。最後の2点は柳北のブロックポイントで締めくくり、広島THがセットを取り返した。

 1セットづつを取り合って迎えた第3セットは序盤からサイドアウトを取り合う展開が続いたが、テクニカルタイムアウトを前にSTINGS愛知が一歩前に出る。途中、岩本の顔にボールが当たり試合が中断するアクシデントもあったが笑顔で試合に戻った。試合後半、流れは一気にSTINGS愛知へ。関田が流石のトスワークでアタッカー陣を自由に操り得点を量産し、第3セットを先取した。

 第4セット序盤、リードしたのはもう後がない広島TH。ロケ、坂下が次第に調子を上げてチーム全体に勢いをもたらす。対するSTINGS愛知はブロックが牙をむく。相手のコンビを完璧によんでブロックで仕留めると、のっているロペもシャットアウト。じわじわを点差を縮めていき、18点でついに追いつく。20点を越えても一進一退の攻防が続いたが、広島THは新井が最後に奮起し、セットを取り返した。これでセットカウントは2ー2となり勝負の行方は第5セットへ持ち越した。

 勝負の最終第5セットは、STINGS愛知が先にリードを奪う。ディファルコがスパイク、サーブで得点を量産し、チームに流れを引き寄せる。最大3点のリードを奪うが、広島THはすぐさま追いつき、コートチェンジを挟んでセット後半へ。凄まじい集中力で長いラリーが続き観客からも歓声がとまらない。セット終盤にSTINGS愛知が2本のブロックポイントで一歩リードし先にマッチポイント。最後は広島THのエース新井をシャットアウトし、フルセットの激闘を勝利で締めくくった。

 GAME1のリベンジに燃えるSTINGS愛知と勢いに乗る広島THの対戦はフルセットの激闘になった。STINGS愛知は2025年に入ってから一度も勝てておらず魔の連敗6連敗中だった。今日の勝利はチームにとってもファンにとっても嬉しい勝利となった。

 両チームとも次戦は2月1日(土)を予定しており、STINGS愛知はおおきにアリーナ舞洲にてサントリーサンバーズ大阪と、広島サンダーズはパナソニックアリーナにて大阪ブルテオンと対戦する。

■試合結果

STINGS愛知 3ー2 広島TH

第1セット 25ー17
第2セット 20ー25
第3セット 25-19
第4セット 23-25
第5セット 15-13