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 大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)の第13節GAME2が19日(日)にエントリオにて行われ、クインシーズ刈谷とSAGA久光スプリングスが対戦した。

 18日(土)に行われたGAME1ではホームの声援を力にした刈谷が追い上げを見せたが、振り切ったSAGA久光がデュースの末に勝利した。刈谷はホームで勝利しファンと喜びを分かち合いたい。対するSAGA久光は順位を上げるためにも2連勝と行きたいところだ。

 ホームの刈谷はアウトサイドヒッター(OH)に鴫原ひなたと吉永有希、ミドルブロッカー(MB)に横田紗耶香とバムルンスック・ハッタヤ、オポジット(OP)にカヤ・グロベルナ、セッター(S)に高佐風梨、リベロ(L)に立石優華と中村悠をスタメン起用。

 対するSAGA久光はOHに深澤めぐみと北窓絢音、MBに平山詩嫣と渡邊彩、OPにステファニー・サムディ、Sに栄絵里香、Lに西村弥菜美をスタメン起用した。

 1セット目、北窓のブロックポイントからスタートするも刈谷もブロードやクイックを効果的に使い食らいついていき、中盤までお互いに点を取り合う展開となる。鴫原のサービスエースで刈谷が18-16と前に出たところで、SAGA久光は1回目のタイムアウトを要求。深澤のサーブをきっかけに4連続ポイントでSAGA久光が逆転したところで刈谷が1回目のタイムアウトを要求。しかしタイムアウト後も深澤のサービスエースや北窓のスパイクが決まり連続得点を6点と伸ばしたところで2回目のタイムアウトを要求。なんとか1点ずつ取り返すも最後は北窓のブロックアウトが決まり25ー20でSAGA久光が1セット目を先取した。

 続く2セット目、刈谷はセッターを高佐から佐藤彩乃に変更して臨む。序盤は1セット目同様にお互いに点を取り合う展開に。中盤SAGA久光が抜けだすも途中交代で入った笠井季璃のスパイクなどで食らいつきお互いが20点に到達したところで追いつく。吉永のサービスエースで終盤逆転に成功すると鴫原のスパイクで得点を重ね2セット目を取り返す。

 お互い1セットずつを獲得して迎えた3セット目は、深澤の強烈なバックアタックから始まる。序盤からお互いにリベロの西村と中村がボールを繋ぎ長いラリーが続いていく。両チームサービスエースなどが出るも点差がつくことなく中盤へともつれ込む。平山のクイックや相手のミスで16ー12とSAGA久光がリードする。しかしそこから刈谷が怒涛の追い上げを見せ、横田のブロックやグロベルナのサービスエースにより終盤で22ー22と追いつき、たまらずSAGA久光がタイムアウトを要求。最後は北窓がブロックを決め30ー28でSAGA久光が3セット目を獲得する。

 勝負の4セット目、あとがない刈谷はグロベルナや吉永、横田などスパイカー全員をセッターの佐藤が巧みに操って得点を重ねていく。一方のSAGA久光はサムディや平山のスパイクで得点していく。中盤で北窓がサービスエースを決め16ー12とリードをしたSAGA久光は勢いのまま終盤へと突き進んでいく。刈谷はセッターを高佐に変え、ハッタヤやフロベルナの攻撃で何とか追いついていく。しかし最後は渡邊のブロックが決まり25ー19で4セット目を獲得し3ー1でSAGA久光が勝利を収めた。

 次戦、刈谷は2月1日(土)にPFUブルーキャッツ石川かほくとの試合がホームの刈谷市体育館で13時5分から、SAGA久光は1日(土)の14時5分から首位を走る大阪マーヴェラスとSAGAアリーナで対戦する。

■試合結果

クインシーズ刈谷 1ー3 SAGA久光スプリングス

第1セット 20ー25
第2セット 25ー23
第3セット 28ー30
第4セット 19ー25