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 大同生命SV.LEAGUE MENの第13節GAME2が19日(日)に行われ、有明コロシアムにて東京グレートベアーズと日本製鉄堺ブレイザーズが対戦した。

 昨日のGAME1では第1セットこそ落としたものの、ホームの東京GBが勝利を収めた。GAME1の白星で4位に浮上した東京GBはGAME2でも勝利を飾り、その順位をキープしたいところ。対する7勝16敗で7位の日鉄堺BZは現在6連敗中。GAME1から気持ちを切り替え、何としても連敗を脱却したい。

 東京GBはアウトサイドヒッター(OH)にポルトガル出身のアレックス・フェレイラと後藤陸翔、ミドルブロッカー(MB)に大竹壱青と伊藤吏玖 、セッター(S)に今橋祐希、オポジット(OP)にポーランド出身のマチェイ・ムザイ、(L)に古賀太一郎をスタメンに起用。昨日のGAME1と同様の選出となった。

 対する日鉄堺BZはOHに安井恒介とアルゼンチン出身のルチアーノ・パロンスキー、MBに竹元裕太郎と台湾出身のツァイ・ペイチャン、Sに江藤巧、OPにカナダ出身のシャロン・バーノン エバンズ、Lに森愛樹と堀江友裕をスタメンに起用し、こちらも昨日のGAME1と同じメンバーで挑んだ。

 第1セットは、ディフェンスから両サイドの攻撃を軸に得点を重ねる日鉄堺BZが先行する入りとなった。東京GBが日鉄堺BZの攻撃に対応し始め、10ー10で同点にするも逆転は許さない日鉄堺BZがリードを保ち、テクニカルタイムアウトに入る。直後に2連続ブロックポイントで勢い付いた日鉄堺BZはMBの攻撃も増え始め、リードを広げていく。しかし終盤、後藤と代わって入ったOH柳田将洋や大竹のサーブから追い上げを見せる東京GBは4連続得点で20ー20と追いつく。東京GBのペースとなった中、リリーフサーバーで入った秋間直人のサービスエースで息を吹き返した日鉄堺BZは25ー22でセットを先取する。

 続く第2セットは序盤から納得のいかない判定の多い東京GBは気持ちを切り替えきれず。そのスキを見逃さない日鉄堺BZは江藤のサービスエースや、ブロックポイントで先行していく。劣勢の東京GBは9ー12でSの深津旭弘を投入するも立て直すことが出来ず、安井の活躍光る日鉄堺BZがリードを広げる。選手交代で流れを変えたい東京GBだったが、終盤にかけても日鉄堺BZの勢いは止まらない。23点目をOHである安井のクイックで獲得するなどその好調さを伺わせ、日鉄堺BZがセットを連取する。

 2セットダウンと後がないホームの東京GBがOHを後藤から柳田に、Sを深津にスタートから起用した第3セット。序盤は一進一退の攻防となる。一時は追いかける展開となったところから柳田が攻守にわたり活躍を見せ、チームを鼓舞すると東京GBが10ー9で逆転に成功する。さらに得点を重ねた東京GBが2点リードでテクニカルタイムアウトを迎えると、中盤は東京GBが点差を保つ。しかし、パロンスキーに2連続サービスエースが飛び出した日鉄堺BZが19ー19で同点に追いつく。その後1点を取り合う展開となる中、23点目を安井がサービスエースで取ると、この得点で勢い付いた日鉄堺BZがデュースの末に第3セットを取り切り、ストレート勝利を飾った。

 昨年11月に行われた第7節では、東京GB相手にホームで2連敗を喫していた日鉄堺BZ。今節GAME2では、目覚ましい活躍を見せた安井を中心に要所で流れに乗るポイントを作り出した日鉄堺BZが、3ー0で勝利を飾る結果となった。この白星で日鉄堺BZは第7節と今節GAME1の雪辱を果たし、連敗脱却となった。

 次戦は1月25日(土)と26日(日)に開催される『MUFG SV.LEAGUE ALL STAR GAMES 2024-25』を挟み、東京GBが2月1日(土)にスワンドームにてVC長野トライデンツとのアウェー戦、日鉄堺BZは2月1日(土)に大浜だいしんアリーナにてヴォレアス北海道とのホーム戦となっている。

■試合結果

東京グレートベアーズ 0ー3 日本製鉄堺ブレイザーズ

第1セット 22ー25
第2セット 19ー25
第3セット 24ー26