大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の第14節の試合が2月1日(土)と2日(日)に行われた。
2024ー25シーズンから装い新たに始まったSVリーグ。レギュラーシーズンは全10クラブがホーム&アウェー方式により合計44試合を行い、レギュラーシーズン上位6クラブがチャンピオンシップに進出する。
第14節では全10チーム(5カード)の試合が行われた。
今節の注目カードであるサントリーサンバーズ大阪とジェイテクトSTINGS愛知の上位対決。前回の対戦では1勝1敗の痛み分けとなっている。バスケットボールチームの大阪エヴェッサと同日開催で行われた今節はGAME1、サーブとブロックから主導権を握ったサントリーがストレート勝利を収める。続くGAME2ではSTINGS愛知が前日から立て直し、揺さぶりをかけたサーブや粘り強いディフェンスを見せたもののフルセットの末に惜敗。ホームのサントリーが両日の勝利で連勝記録を9に伸ばした。一方のSTINGS愛知は得点源であるオポジット(OP)の宮浦健人を欠く中で奮闘したが、力及ばず。一時は首位に立っていたが、今年に入り結果が振るわず5位まで順位を落としている。
前節で上位のウルフドックス名古屋相手に劇的勝利を見せたVC長野トライデンツは、ここまで5位の東京グレートベアーズをホームに迎えた。GAME1ではアウトサイドヒッター(OH)後藤陸翔が25得点をあげる活躍で、ルーキーながらチームをけん引し、東京GBが3ー1で勝利を収めた。しかし翌日のGAME2、VC長野がOPのウルリック・ボ・ダールを中心に躍動し、フルセット勝利。前節に続き、波に乗るVC長野はこの白星で8位に浮上している。対する東京GBは2025年に入り、下位チーム相手に苦戦中。GAME1では優位に試合を進め勝利するものの、GAME2では負けを喫するという勝ちきれない状況が続いている。
ここまで8連勝、首位を盤石にしている大阪ブルテオンはホームで広島サンダーズと対戦した。GAME1では男子日本代表で専修大学3年生、先日特別指定選手として大阪Bへの加入が発表されたOH甲斐優斗がファーストプレーでサービスエースを決める鮮烈なSVリーグデビューを飾り、チームも3ー0で勝利した。GAME2も要所でのサーブで流れを掴んだ大阪Bが最後はOHロペス・ミゲルの3連続サービスエースでストレート勝利とし、チームは10連勝となった。広島THは第11節GAME1ぶりにOHのオレオル・カメホ ドルーシーが復帰を果たしたが、白星とはならなかった。
前節終了時点で7位の日本製鉄堺ブレイザーズと10位のヴォレアス北海道の対戦は両日ともに日鉄堺BZが勝利を収めた。GAME2では先に2セットを奪ったヴォレアスだったが、ホームの日鉄堺BZが逆転勝ちを果たした。この2連勝で日鉄堺BZは6位の広島THとの差を大きく縮めた。
WD名古屋と東レアローズ静岡は第6節以来の対戦。第6節では両ゲームWD名古屋のストレート勝利となっていた。一矢報いたい東レ静岡だったが、GAME1、2ともにチームの中心となるOPアラン・ソウザはベンチアウト。終始、主導権を握ったホームのWD名古屋が3ー0で2連勝となった。東レ静岡はこの敗戦で順位を1つ落とし、9位となっている。
次戦第15節は2月8日(土)、2月9日(日)にサントリー vs WD名古屋、東レ静岡 vs 日鉄堺BZ、STINGS愛知 vs ヴォレアス、大阪B vs VC長野、東京GB vs 広島THの計5カードが行われる。
■大同生命SV.LEAGUE MEN 第14節GAME1結果
サントリーサンバーズ大阪 3ー0 ジェイテクトSTINGS愛知
(25ー17、29ー27、25ー20)
VC長野トライデンツ 1ー3 東京グレートベアーズ
(20-25、21ー25、25ー23、20ー25)
大阪ブルテオン 3ー0 広島サンダーズ
(25ー20、25ー22、25ー14)
日本製鉄堺ブレイザーズ 3ー0 ヴォレアス北海道
(25ー21、25ー23、25ー22)
ウルフドックス名古屋 3ー0 東レアローズ静岡
(25ー22、25ー16、25ー21)
■大同生命SV.LEAGUE MEN 第14節GAME2結果
サントリーサンバーズ大阪 3ー2 ジェイテクトSTINGS愛知
(25ー21、21ー25、22ー25、25ー18、16ー14)
VC長野トライデンツ 3ー2 東京グレートベアーズ
(25ー23、25ー22、21ー25、20ー25、15ー7)
大阪ブルテオン 3ー0 広島サンダーズ
(25ー19、25ー21、25ー23)
日本製鉄堺ブレイザーズ 3ー2 ヴォレアス北海道
(21ー25、23ー25、25ー19、25ー20、15ー9)
ウルフドックス名古屋 3ー0 東レアローズ静岡
(25ー20、29ー27、25ー18)