セリエA男子の第18節が日本時間の2月3日に行われ、石川祐希が所属するペルージャは、17節を終えた時点で4勝13敗のターラントと対戦。セットカウント3-0(25-13、25-16、25-22)で勝利した。
第1セット、先発出場となった石川のサーブからスタート。サーブはアウトとなりターラントの先制点になったが拮抗した出だしとなる。中盤にきてカミル・セメニウクのサービスエースから3連続得点となりペルージャが流れに乗る。石川の2巡目の強烈なサーブはターラントのレセプションを崩し得点に結びつける。更に石川のパイプ攻撃やサイドからのスパイクも決まり20ー11と点差を広げる。ペルージャのセッターのシモーネ・ジャネッリがスパイカー陣を巧妙に使い分け得点を重ね、危なげなく1セット目を取った。
続く第2セットも石川はスタートから出場。序盤からターラントに2本のサービスエースを許す中でも、ペルージャは攻撃を仕掛け得点するがサイドアウトにつながらず一進一退の展開となる。中盤に入って石川のパイプ攻撃が決まると13-10と抜け出した。その後も石川はフェイントを拾い上げる守備での活躍やブロックでも得点、更にターラントのレセプションが乱れネットを超えたボールをダイレクトで叩き込みペルージャに勢いをもたらす。24-15で迎えた石川のサーブはネットにかかってしまったが、25-16でこのセットもペルージャが取り、連敗脱出まであと1セットとなった。
第3セットは石川のサービスエースから試合が始まったが、ターラントにブロックアウトを利用され2-6とリードされる序盤となった。しかしペルージャの守備が乱れたところからセメニウクが石川へ丁寧なトスを上げるとサイドから叩き込み同点、その後ジャネッリがサービースエースを決めると4連続得点となり10ー9と逆転した。13-12で石川は一旦ベンチへと下がったが前衛に回ると再びコートに立ちストレート側ラインギリギリにスパイクを決め18ー14と点差を広げ、先にセットポイントを握ったペルージャだったがターラントも追い上げを見せ24-22と迫る。しかし最後はターラントがタッチネットの反則となり25ー22、セットカウント3-0でペルージャが勝利した。
石川は攻守にわたる活躍を見せ両チーム最多の14点を獲得した。ペルージャは16勝2敗で現在1位となっておりレギュラーシーズンは残り4戦。首位を守りきることができるか。次戦19節は2月10日(月)0:00から現在9位のグロッタッツォリーナと対戦する。
■試合結果
ペルージャ 3-0 ターラント
第1セット 25-13
第2セット 25-16
第3セット 25-22