6日、欧州バレーボール連盟(CEV)が開催する女子チャンピオンズリーグ(WCL)のプレーオフが行われた。
ヨーロッパの各国リーグの上位チームが集うWCL。リーグラウンドはグループAからEまでの5グループ各4チームに振り分けられ、ホームアンドアウェー方式の2回総当りで争う。各組の2位チームと3位チームの最上位1チームがプレーオフに出場し、その勝者が各組の1位チームが待つ準々決勝へと駒を進めていく。
リーグラウンドをグループCの2位で終えた福留慧美所属のミラノはプレーオフに進出。グループB首位のエジザージュバシュ(トルコ)が待つ準々決勝進出に向け、ホームアンドアウェー方式で行われるプレーオフで、グループBで3位だったシュヴェリーン(ドイツ)とのプレーオフ第1戦を敵地で迎えた。
福留はベンチスタートとなった第1セット。ミラノはサービスエースを含む4連続ポイントで10ー5と抜け出す。流れを掴んだミラノはその後も徐々にその差を広げていき、25ー14と大差でセットを先取する。続く第2セットは打って変わって拮抗した展開となる。中盤まで1点を取り合う攻防が続く中、終盤に差し掛かった場面で相手が連続ブレイクに成功。15ー18とリードを許す。しかし、すかさず同点に追いついたミラノは先にセットポイントを握ると、そのまま逃げ切り25ー23でセットを連取する。
勝負の第3セット。序盤は競り合いとなるがサーブから7連続ポイントを奪ったミラノが、13ー7と大きくリードし中盤に入る。以降も差は縮まらず、20点以降も得点を重ね、リードを広げたミラノが25ー16で第3セットを取り、ストレート勝利を飾った。
第2セットは接戦となったものの、サーブやブロックから流れを掴み、危なげない試合運びを見せたミラノがプレーオフ第1戦に勝利。準々決勝に向け、好調な滑り出しとなった。なお、福留の出場機会はなかった。次戦のプレーオフ第2戦は、2月21日(金)3:00からミラノのホームで行われる。
■試合結果
ミラノ 3―0 シュヴェリーン
第1セット 25―14
第2セット 25―23
第3セット 25―16