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 大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の第15節の試合が2月8日(土)と9日(日)に行われた。

 2024ー25シーズンから装い新たに始まったSVリーグ。レギュラーシーズンは全10クラブがホーム&アウェー方式により合計44試合を行い、レギュラーシーズン上位6クラブがチャンピオンシップに進出する。

 第15節では全10チーム(5カード)の試合が行われた。

 今節の注目カードはサントリーサンバーズ大阪とウルフドッグス名古屋の上位対決だろう。SVリーグ男子での対戦成績は4戦は2勝2敗の引き分けとなっており、その内の2試合はフルセットの激闘を繰り広げている。今節のGAME1は第1セット、デュースにもつれたところをオポジット(OP)二ミル・アブデルアジズの奮闘もあり、WD名古屋が制す。しかし第2、3セットをサントリーが取り返すと、粘りを見せたWD名古屋が第4セットを取り返して試合はフルセットに。第5セットは終盤まで競った展開となるも、WD名古屋が勝利を収めた。GAME2も、3ー1でWD名古屋が勝利。やはり1人で36得点をあげるニミルの活躍が光った。WD名古屋はこの2連勝で順位を2位に上げた。

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 日本製鉄堺ブレイザーズと東レアローズ静岡の対戦。GAME1はホームの応援を受けた東レ静岡が、2セットダウンからアウトサイドヒッター(OH)の山田大貴や重藤トビアス赳を中心に巻き返しフルセットへ突入する。しかし、結果はOPのシャロン・バーノン=エバンズやOHのルチアーノ・パロンスキーを軸に得点を重ねた日鉄堺BZがフルセットを制した。GAME2は一転して日鉄堺BZがストレートで快勝。東レ静岡は守備で粘りを見せる場面が多くあったが、日鉄堺BZが攻撃力の高さで圧倒。ミドルブロッカー(MB)の活躍も光り、チームはこれで5連勝となった。

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 現在10連勝で首位を走る大阪ブルテオンはVC長野トライデンツと対戦した。GAME1では、1セット目から点を取り合う熾烈な展開になるも最後は3連続得点で大阪Bがセットを先取する。その後は終盤に抜け出した大阪Bがセットを獲得しストレートで勝利を収めた。GAME2も大阪Bがストレート勝利。第3セットは、一時VC長野が3点をリードする場面もあったが、大阪Bは後半に行くにつれて勢いを増していき、一気に追い上げを見せた。セット終盤には途中起用のOH富田将馬が2連続得点でチームにしっかり貢献し勝利を大きく引き寄せた。

 第14節終了時点で4位の東京グレートベアーズと6位の広島サンダーズの対戦は、GAME1では広島THが3ー1で勝利。70%のアタック決定率と4本のブロックを決めたMB三輪大将と、チーム最多の23得点を獲得したOHの新井雄大が大きな存在感を見せ、勝利に貢献した。GAME2はデュースやフルセットの大激闘の末、東京GBが勝利。OPマチェイ・ムザイが総得点31点の活躍を見せた。広島THは、OHの新井雄大と坂下純也が奮起し、東京GBに行きそうな流れを何度も引き止めチームに大きく貢献した。

 ジェイテクトSTINGS愛知とヴォレアス北海道の対戦はGAME1をSTINGS愛知がストレート勝利を収めたが、GAME2では一転してヴォレアスがストレート勝利。勝敗のカギを握ったのはブロックだった。GAME2ではヴォレアスのブロックが序盤から機能し続け、STINGS愛知の高い攻撃力を完全にシャットアウト。それに対してSTINGS愛知はブロックがなかなか機能せず、ヴォレアスの出場した5人のアタッカーがスパイク決定率50.0%前後をマークした。

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 次戦第16節は2月15日(土)、2月16日(日)に広島TH vs 大阪B、STINGS愛知 vs WD名古屋、日鉄堺BZ vs サントリーの計3カードが行われる。

■大同生命SV.LEAGUE MEN 第15節GAME1結果

 サントリーサンバーズ大阪 2ー3 ウルフドッグス名古屋
(28ー30、25ー20、25ー21、16ー25、13ー15)

 東レアローズ静岡 2ー3 日本製鉄堺ブレイザーズ
(22-25、26ー28、25ー22、25ー20、11ー15)

 ジェイテクトSTINGS愛知 3ー0 ヴォレアス北海道
(25ー20、25ー23、25ー16)

 大阪ブルテオン 3ー0 VC長野トライデンツ
(25ー23、25ー21、25ー23)

 東京グレートベアーズ 1ー3 広島サンダーズ
(24ー26、25ー21、23ー25、15ー25)

 ■大同生命SV.LEAGUE MEN 第15節GAME2結果

 サントリーサンバーズ大阪 1ー3 ウルフドッグス名古屋
(19ー25、25ー23、23ー25、26ー28)

 東レアローズ静岡 0ー3 日本製鉄堺ブレイザーズ
(21-25、22ー25、22ー25)

 ジェイテクトSTINGS愛知 0ー3 ヴォレアス北海道
(19ー25、23ー25、21ー25)

 大阪ブルテオン 3ー0 VC長野トライデンツ
(25ー19、25ー20、25ー23)

 東京グレートベアーズ 3ー2 広島サンダーズ
(32ー30、17ー25、25ー21、28ー30、15ー8)