セリエA男子の第19節が日本時間の2月10日に行われ、垂水優芽が所属するチステルナは、18節を終えた時点で4勝14敗としているターラントと対戦。3ー2(23ー25、25ー23、25ー23、22ー25、15ー11)とフルセットにもつれ接戦となった試合を、前節に続き制し勝利を飾った。
前節モデナ戦では、今シーズン初めてのスタメンフル出場を果たしサーブポイント1点、ブロックポイント3点を含む13得点をあげMVPにも輝く活躍を見せた垂水は、今節もスターティングメンバーとしてコートに立った。
第1セット出だしから垂水はパイプ攻撃でターラントのブロックを打ち破り得点、レフトからスパイクを決めるなど活躍を見せたが、チステルナのブロックを利用される場面が増えると拮抗した展開からターラントがリードし始め、垂水は一旦ベンチへと下がることとなった。粘りを見せるチステルナだったがこのセットは中盤からのリードを保ったターラントが先取した。
第2セット、垂水はベンチスタートとなった。一進一退の攻防となった序盤から15ー12と一歩リードするものの3連続得点を許し同点となる。そこからチステルナも4連続得点し20ー16と点差をつけたが粘りのプレーを見せるターラントにまたしても同点に追いつかれた場面で再び垂水がコートに立った。ネット際のボールを処理しきれずリードを許すもチステルナはサイドからのスパイクで得点、最後にターラントの攻撃をブロックで仕留め25ー23で2セット目を奪い返した。
第3セットはスタートからの出場となった垂水は相手の高いブロックに苦しんだが、中盤に差し掛かると相手ブロックを利用したスパイクを見せ得点した。サーブで狙われ崩されると11ー11の場面で垂水はベンチへと下がることとなり、その後も終盤まで拮抗した展開となったが、最後はチステルナが強烈なスパイクを決め3セット目を取った。
続く4セット目も両チーム譲らない試合運びとなり16ー17とターラントにリードされたチステルナは垂水を投入。技ありのフェイント、相手コートの隅を狙ったサーブがサービスエースとなり得点を重ねる。しかし、ターラントにセットポイントを握られるとチステルナはこのセットを落とし、勝負はフルセットへともつれ込んだ。
最終第5セット、ターラントが出だしから勢いを見せる中で、垂水は託されたトスを連続で決め食らいつき、両チーム粘りのプレーが続く拮抗した展開となったが、チステルナにブロックポイントがはいると11ー9と一歩リード。そこからサービスエースで完全に流れを掴んだチステルナがサイドからのスパイクを決め15ー11でこのセットを取りセットカウント3ー2で勝利した。
チステルナはこの試合に勝利し3連勝で8勝10敗としたものの、勝率で8位となっている。垂水は先発出場し途中交代もあったがすべてのセットに出場しサーブポイント1得点を含む9得点をあげた。
次戦第20節では、19節終了時点で5勝14敗で9位につけるグロッタッツォリーナと16日(日)4:30より対戦する。
■試合結果
チステルナ 3ー2 ターラント
第1セット 23ー25
第2セット 25ー23
第3セット 25ー23
第4セット 22ー25
第5セット 15ー11