[写真]=坂口功将 ※写真は2024年12月26日撮影

 大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)の第16節GAME1が15日(土)に行われ、大田区総合体育館にてヴィクトリーナ姫路と大阪マーヴェラスが対戦した。

 姫路は前節までで17勝12敗となっており、直近4連敗と苦しい状況。一方、大阪MVは25勝4敗で現在首位に立ち、好調を維持している。両チーム間の対戦成績は1勝1敗となっている。

 姫路はアウトサイドヒッター(OH)に井上愛里沙とタイ代表のチャッチュオン・モクシー、ミドルブロッカーに(MB)に宮部藍梨と伊藤麻緒、セッター(S)に柴田真果、オポジット(OP)に田中咲希、リベロ(L)に森田茉莉をスタメンに起用。

 対する大阪MVはOHにOHに林琴奈と田中瑞希、MBに蓑輪幸と大山遼、Sに東美奈、OPにベルギー出身のリセ・ファンヘッケ、Lに西崎愛菜をスタメンに起用した。

 第1セット、序盤から一進一退の攻防で長いラリーが続くが、姫路はOHチャッチュオンにハイセットでトスを集め、ラリーを制す。大阪MVのS東は左右にブロックを振るトスで、スパイカー陣が確実に点を重ねる。大阪MVは姫路のMB宮部藍梨の妹、宮部愛芽世をOHとして投入。またOH林のサーブが走り、点差が開き、8ー17と9点差。姫路はクイックを織り交ぜた多様な攻撃で攻めるが、大阪MVのMB蓑輪の高いブロックに阻まれ、大阪MVがセットを先取する。

 続く第2セット、大阪MVのOPファンヘッケの強烈なジャンプサーブでサービスエースを取り、リードを広げる。大阪MVの林は相手のブロックに冷静に対応し、タイミングよくボールを押し込んで確実にポイントを獲得。対する姫路はOH井上にトスを集めるが差を縮められず、12ー6で大阪MVがテクニカルタイムアウトを迎える。その後、大阪MVは愛芽世をOPで投入し、得点を重ね、姫路もOPチャッチュオンの攻撃で応戦する。しかし、大阪MVは終盤にかけて林がブロックを利用した巧みなスパイクを決め、25ー15で第2セットを制する。

 姫路にとって後がない第3セット、序盤は大阪MVのOH田中瑞稀のスパイクをブロックで止め、チャッチュオンがブロックの間を抜く強烈なスパイクを決めるなど、8ー4で姫路がリード。しかし、大阪MVの林がMBミンニャ・オスマジックの攻撃をブロックし12ー12と追いつく。第1、2セット同様大阪MVはOH宮部愛芽世を途中で入れ、フェイントでポイントを獲得。終盤、姫路は井上とチャッチュオンを中心に攻撃を仕掛ける。大阪MVはレシーブするも、ミンニャがダイレクトでスパイクを決め、19ー20と接戦が続く。その後も互いに一歩も譲らぬ攻防が続くが、最後にはOH林が決め、25ー23で大阪MVがストレートで勝利し、8連勝となった。

 第1セット目から流れを掴んだ大阪MVは、終盤も攻勢を崩さず、勝利を収めた。姫路は相手の勢いを断ち切ることができず、5連敗と悔しい結果になった。GAME2は16日(日)に同じく大田区総合体育館にて13時5分に開始予定だ。

 

■試合結果

大阪マーヴェラス 3ー0 ヴィクトリーナ姫路

第1セット 25―13
第2セット 25―18
第3セット 25―23

この記事を書いたのは

VOLLEYBALL KING 編集部

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