[写真]=坂口功将 ※写真は2024年12月13日撮影

 大同生命SV.LEAGUE WOMENの第2節GAME1が22日(土)に行われ、上尾市民体育館にて埼玉上尾メディックスと群馬グリーンウイングスが対戦した。

 ここまで19勝11敗で4位につける埼玉上尾と開幕以来未だ勝ち星を掴めていない群馬の対戦、スケジュールの関係で後ろ倒しになっていた第2節のGAME1が行われた。

 アウトサイドヒッター(OH)に 椎名真子とニカ・マルコヴィッチ、ミドルブロッカー(MB)に濱松明日香、井上奈々朱、セッター(S)に鎌田咲希、オポジット(OP)に目黒安希、リベロ(L)に 岩澤実育を起用した。

 対する群馬はOHに藤井寧々と髙相みな実、MBにウィモンラット・タナパンと道下ひなの、Sに内定選手の大友萌加、OPに内定選手の中野康羽、LにOHの菊地実結をスタメンに起用した。

 第1セット序盤から埼玉上尾がサービスエースを決めて勢い付き、次々と攻撃を決めて8—1とリードを広げる。群馬の藤井がブロックアウトをとり、Sの大友もツーアタックを決め埼玉上尾の連続得点を断ち切る場面もあったが、高いブロックや強烈なスパイクで得点を重ねた埼玉上尾が25ー11と大差をつけて1セット目を取った。

 第2セットの群馬が粘りを見せ一進一退の攻防となる出だしとなったが、埼玉上尾がブロード攻撃を決めると点差が開き始める。なかなか気持ちよく攻撃に繋げられず苦しい展開をみせる群馬だったが、道下がクイックを決め、中野が2連続で目黒を止めると9—11と群馬が逆転に成功した。しかし14—14と同点まで追ついた埼玉上尾が岩崎こよみと黒後愛を投入し再びリードを広げる。群馬は交代で入った正木七海にボールを集めて食らいつくもマルコヴィッチがスパイクを決めセットポイントを握り、椎名がサイドラインギリギリのクロススパイクを決め2セットを連取した。

 第3セット、1点目から長いラリーがおこるが群馬が返球したボールはサイドラインを割り埼玉上尾の先制点となり、序盤から埼玉上尾が多彩な攻撃を見せ得点を重ねる。チャンスボールでの返球が増え得点に繋げられない群馬を相手に、井上のサービスエースでリードを広げ椎名がスパイクを叩き込みテクニカルタイムアウトを迎えた。流れを変えたい群馬は内定選手のMB佐藤莉子とベテランのマルティニューク・アリョーナを投入、藤井、正木を中心にボールを集め得点するも、繋いだボールを確実に攻撃に結び付け得点を重ねた埼玉上尾が最後は群馬の攻撃をブロックで仕留め25—17で試合終了となりセットカウント3—0で勝利した。

 堅実な守備から多彩な攻撃に繋げる埼玉上尾に対し、2セット目では一時リードを見せた群馬だったが、得点に結びつく攻撃数が減ってしまうと埼玉上尾が流れを掴みストレートで勝利した。GAME2は23日(日)に同じく上尾市民体育館にて13時5分に開始予定となっている。

■試合結果

埼玉上尾メデックス 3—0 群馬グリーンウイングス

第1セット 25ー11

第2セット 25ー21

第3セット 25—17