[写真]=Lega Pallavolo

 セリエA男子の第21節が日本時間の24日(月)に行われ、石川祐希が所属するペルージャはモンツァと対決し、セットカウント3—1(28ー26、23—25、25ー17、25—16)でペルージャが勝利した。

 今季のレギュラーシーズンでのホームゲーム最終戦、石川はスタートからの起用となった。第1セットはモンツァがリードする序盤となった。7—12まで点差を離されたペルージャだったが徐々に立て直し、石川が相手の指先を狙ったスパイクでの得点や、崩れた体勢から相手コートにボールを押し込むと同点に追いつき勢いに乗る。その後拮抗した展開から先にセットポイントを握ったペルージャだったがモンツァが粘りを見せデュースにもつれ込む。強烈なスパイクを叩き込む両チームだったが、28—26でペルージャが1セット目を先取した。

 第2セットは序盤から石川が強烈なパイプ攻撃を決めるも一進一退の攻防となった。ミドルブロッカーのアグスティン・ロセルのセンターからのクイック、アウトサイドヒッターのオレフ・プロトニツキーのサービスエースで流れはペルージャに。先に20点台に乗せこのままセットを取るかと思われたが、モンツァのブロックが立ちはだかり、サイドからの鋭い攻撃を決められたペルージャはこのセットを落とした。

 第3セット、石川が1巡目のサーブでエースを取ると勢いに乗ったペルージャがリードする展開となったが、モンツァも多彩な攻撃で食らいつく。中盤に入るとペルージャのオポジットであるワシム・ベンタラがサービスエースを取りスパイクでも好調さを見せ、点差を広げると25ー17で3セット目を奪い返した。

 第4セット、序盤から石川のコートの角を狙ったサーブがエース、続くサーブでもモンツァの守備を崩し連続得点を見せた。その後もペルージャが主導権を握ったまま試合は進み、追い上げを許すことなく安定の守備と強烈な攻撃で得点を重ねると25—16で試合終了となり、セットカウント3—1でペルージャが勝利した。

 スタメン出場し20得点を挙げペルージャの勝利に貢献した石川は、レギュラーシーズンで今季5度目となるMVPに輝いた。19勝目をあげたペルージャはセット率の差で首位をキープしている。次戦、ペルージャは3月3日(月)2:00からピアチェンツァとのレギュラーシーズン最終戦に挑む。

■試合結果

ペルージャ 3—1 モンツァ

第1セット 28ー26

第2セット 23—25

第3セット 25ー17

第4セット 25—16