[写真]=Lega Pallavolo Femminile

 セリエA女子レギュラーラウンド最終戦の第26節が2日(日)に行われ、石川真佑が所属するノヴァ―ラはスカンディッチと対戦し、セットカウント3—1(25ー20、16ー25、25ー22、25ー15)でノヴァ―ラが勝利、レギュラーラウンドを4位で終え、9日(日)から始まるプレーオフへの進出を決めた。

 第1セット、拮抗した序盤となったがスタートからコートに立つ石川が、ネット際のボールを押し込み得点、続けてブロックの隙間を射抜くスパイクを決め2連続得点し流れを掴む。中盤に入るとバックアタックも叩き込みさらに加点、粘りを見せるスカンディッチだったがノヴァ―ラが先にセットポイントを握り、最後も石川が決め切り1セット目を先取した。

 第2セットの出だしはスカンディッチが2連続得点しサービスエースも決まる中で、石川がブロックを決め何とか流れを掴みたいノヴァ―ラ。両チーム多彩な攻撃を見せ一進一退の攻防となるも、ノヴァ―ラはタッチネットでの失点や、スカンディッチにサーブで崩されると点差が開きメンバーチェンジをして対応するも16—25でこのセットを落とした。

 続く第3セット、2セット目の勢いをそのままにスカンディッチが連続得点する出だしとなった。しかしノヴァ―ラがサイドからの攻撃を決め流れが変わり始める。石川がサーブで狙われて崩される場面もあったが、攻撃では好調を見せ得点を重ねる。3点リードして試合を進めるもスカンディッチがセンターからのクイックを駆使して追い上げを見せ、終盤で石川は一旦ベンチに下がったが、タチアナ・トロクを中心に攻撃し得点を重ねたノヴァ―ラがこのセットを奪い返した。

 第4セットは拮抗した展開の序盤となったが、石川が引き続きサーブで狙われるもサーブレシーブをきっちりセッターに返すと自身で攻撃し得点、その後も相手ブロックを利用したスパイクで連続得点し差を広げ、さらにノヴァ―ラはマヤ・アレクシスの2連続サービスエースでスカンディッチを突き放し完全に流れを掴むと25—25でこのセットを勝ち切り、セットカウント3—1で勝利した。

 この試合で勝利したノヴァ―ラはセリエAレギュラーラウンドを4位で通過しプレーオフに挑む。プレーオフ初戦は9日(日)2:00から行われ、5位通過のキエリと対戦する。

 

■試合結果

ノヴァ―ラ 3ー1 スカンディッチ

第1セット 25ー20

第2セット 16ー25

第3セット 25ー22

第4セット 25ー15