5日、欧州バレーボール連盟(CEV)が開催する女子チャンピオンズリーグ(WCL)の準々決勝1stレグが行われた。
ヨーロッパの各国リーグの上位チームが集うWCL。リーグラウンドはグループAからEまでの5グループ各4チームに振り分けられ、ホームアンドアウェー方式の2回総当りで争う。各組の2位チームと3位チームの最上位1チームがプレーオフに出場し、その勝者が各組の1位チームが待つ準々決勝へ進出し、その勝者が準決勝、決勝と駒を進める。
リーグラウンドをグループAの首位で通過した関菜々巳所属のコネリアーノはプレーオフを戦うことなく準々決勝へ進出。準々決勝では、グループAを2位で通過しプレーオフではドイツのシュトゥットガルト相手に2連勝を収めたポーランドのジェシュフと対戦した。
アウェイで戦う1stレグの第1セットはベンチスタートとなった関。一進一退の展開のまま試合が進んだ。しかし中盤に差しかかかるとコネリアーノのブロックが冴え、チームに勢いをもたらし4連続得点でリードを広げる。途中交代でコートに入った関はアウトサイドヒッター(OH)のシュ・テイ、ガブリエラ・ギマラエスを中心に得点を重ね、ジェシュフに追い上げられるも25—22で1セット目を勝ち取った。
続く第2セットは関の出場はなく、序盤にリードを許すものの安定した守備を見せるコネリアーノが猛追をかけ逆転し、このセットはミドルブロッカーを駆使したセンターからの攻撃で得点を重ねると、25—17で2セット目を連取した。
第3セット、このまま勝ち切りたいコネリアーノだが流れを掴めず3—13とジェシュフに大量リードされてしまう。しかし強力な攻撃陣を使い分けて修正しコネリアーノがじわじわと追い上げる。まだリードを奪われている中で交代しコートに入った関は守備でも貢献、多彩なトスワークから得点し脅威的な追い上げをみせ、20点台に乗せたところで2点差まで詰め寄りその後デュースへともつれ込む。逃げ切りたいジェシュフに対し、ここでもコネリアーノはサイドからの攻撃で得点を重ね、最終盤での逆転に成功してこのセットをもぎ取り3—0とストレートで勝利した。
試合中での修正力を見せつけたコネリアーノ。大きなアドバンテージを持って臨む2ndレグは13日(木)4:30から行われる。
■試合結果
コネリアーノ 3—0 ジェシュフ
第1セット 25ー22
第2セット 25—17
第3セット 29—27