イタリア・セリエA男子のミラノでプレーする大塚達宣。自身にとって初の海外挑戦となった舞台は、世界中の名だたるプレーヤーがそろい“世界最高峰”と称されるリーグだ。日本代表の石川祐希も今季から、昨季はシーズン四冠を遂げたペルージャに在籍している。
レギュラーシーズンも大詰めを迎えた今年2月、現地で大塚にリーグの印象を聞いてみた。
「特にペルージャはサーブが強いですね。なかなか日本では味わえない感覚。6人全員からサーブでプレッシャーを浴びるので、これはすごいなと感じました。それにペルージャに限らず、セリエAはどのチームも打ち込んでくるサーブがどれも重たいです」
大塚自身は学生時代から国内では高さを生かした攻撃力を光らせてきたが、日本代表をはじめ海外勢と戦ううえではときに守備型のアタッカーとしてもプレーしてきた。実際にミラノでもサーブレシーブに入るわけだが、そこでは返球こそすれど、体勢を崩される場面は少なくない。チーム内の練習でも、オポジットのフェッレ・レガースの打球はとくに重く、サーブレシーブをした大塚はのけぞることも。
「サーブが大事だということをイタリアにきてから、さらに実感するようになりました。なので、自分もサーブをスピードアップさせたいと取り組んでいます」
トライし始めたのは今年に入ってからだ。ロベルト・ピアッツァ監督からアドバイスを受けながら、トスの上げ方やボールの捉え方について試行錯誤を続けている。
「自分は元々、スピードタイプのサーブを打っていなかったので。サーブ自体のバリエーションを持たせたいとは考えていましたし、まずはサーブのスピードに関して、一つ向上させたいなと思っています」
まだまだ練習では「ミスが多い日もあります」と言うものの、確かな手応えもつかみつつある。今季初スタメンを飾った今年2月16日のペルージャ戦は、まさにそうだった。
「これまでだったら『たまたま相手が崩れてくれた』という感覚だったのが、相手レシーバーが力に押されて後ろに弾いているという本数が少しずつですが増えてきている。ボールの質が変わっていると感じました」
そのペルージャ戦では2本のサービスエースを奪ってみせている。
