※写真は2025年3月8日撮影©SV.LEAGUE

 大同生命SV.LEAGUE MENの第18節GAME2が9日(日)に行われ、岡崎中央総合公園 武道館にてジェイテクトSTINGS愛知と東京グレートベアーズが対戦した。

 昨日行われたGAME1ではフルセットの末、アウェーの東京GBが勝利を飾った。どちらが先にチャンピオンシップ進出を決めるか熾烈な争いを繰り広げる中、STINGS愛知にとってホームでの2連敗は何としても避けたいところ。一方の東京GBは2連勝で後に続くSTINGS愛知との差を広げられるか。

 STINGS愛知はアウトサイドヒッター(OH)に藤原直也とリカルド・ルカレッリ、ミドルブロッカー(MB)に村山豪と岩本大吾、セッター(S)に関田誠大、オポジット(OP)にトリー・デファルコ、リベロ(L)に小川智大をスタメンに起用した。GAME1で先発起用だったMB髙橋健太郎はベンチアウトとなっている。

 対する東京GBはOHにアレックス・フェレイラと柳田将洋、MBに大竹壱青と伊藤吏玖、Sに深津旭弘、OPに後藤陸翔、Lに古賀太一郎をスタメンに起用。GAME1と同様の布陣で挑んだ。

 第1セットは序盤、小川を中心としたフロアディフェンスやブロックなど守備の光るSTINGS愛知が先行する。すかさず東京GBが盛り返すも、STINGS愛知がリードを譲らず。STINGS愛知の3点リードでテクニカルタイムアウトを迎える。中盤、東京GBがフェレイラのサーブから同点に追いつくと以降は競った展開に。ブロックでラリーを制し、逆転した東京GBが先に20点に乗せる。一進一退の攻防で30点を超えるデュースにまでもつれる中、最後は柳田のスパイクがアウトとなり、STINGS愛知がセットを先取する。

 続く第2セットは、互いにブロックポイントでブレイクするなど拮抗した入りとなった。しかし中盤、攻めたサーブやトータルディフェンスから主導権を握る東京GBが、17ー10と一気にリードを広げる。STINGS愛知は岩本をMBラオ・シュハンに、ルカレッリをOH秦耕介に変更するなど選手交代で流れを変えたいところだったが、きっかけを作れず。最後まで大きなリードを保った東京GBがセットを取り返す。

 STINGS愛知がメンバーを試合開始時に戻して始まった第3セットも序盤は一進一退の攻防に。ルカレッリのサーブからブレイクしたSTINGS愛知が、2点リードでテクニカルタイムアウトに入る。その後は互いに連続ポイントを取り合い、流れが行き交う。終盤も流れが動き続ける中、コースを狙った後藤のサービスエースで東京GBがセットポイントを握る。最後はリリーフサーバーで入ったS道井淳平のサーブがアウトとなり、東京GBがセットを連取する。

 第4セットも拮抗した入りとなるも、東京GBがフェレイラのサイドラインいっぱいのサービスエースから2連続ブロックポイントで8ー5と抜け出す。引き離されまいと食い下がるSTINGS愛知は、粘り強いディフェンスから9ー9と同点に追いつく。以降は岩本のサーブから連続ポイントを生み出し14ー11と前に出たSTINGS愛知が、点差を保ったまま終盤に入る。東京GBは、MBを積極的に使う深津の多彩なトスワークから得点し食らいつくも、波に乗るSTINGS愛知を捉えることが出来ず。STINGS愛知が第4セットを取り切り、勝負の行方はGAME1に続き第5セットへ。

 運命の第5セット。序盤はホームのSTINGS愛知が攻守で粘りを見せ、4ー1と先行する。対する東京GBは柳田が1枚ブロックを決めるなど引き離されず、大幅な選手交代も行い流れを掴みにかかる。しかし、東京GBは痛恨の連携ミスで失点。STINGS愛知は関田の1枚ブロックで得点し、点差を広げる。東京GBはメンバーを戻したものの、流れを掴んだSTINGS愛知は勢いを止めることなくルカレッリとデファルコで得点を重ねる。ルカレッリがサービスエースでマッチポイント握ると最後はルーキー藤原がスパイクを決め切り、第5セットを取ったSTINGS愛知がフルセット勝利を収めた。

 GAME1の敗戦の悔しさを晴らすような好レシーブを何度も見せたリベロ小川を筆頭に粘り強いディフェンスから、両サイドを中心に得点を重ねたホームのSTINGS愛知が雪辱を果たす結果となった。STINGS愛知の次戦は3月15日(土)にこのはなアリーナにて東レアローズ静岡とのアウェー戦、東京GBの次戦は3月15日(土)に東京体育館にてサントリーサンバーズ大阪とのホーム戦となっている。

■試合結果

ジェイテクトSTINGS愛知 3―2 東京グレートベアーズ

第1セット 33―31
第2セット 17―25
第3セット 23―25
第4セット 25―21
第5セット 15―10