12日、大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の東京グレートベアーズが、ミドルブロッカーの武藤鉄也(27)が2024ー25シーズンをもって現役を引退することを発表した。

 武藤は、東亜学園高校を経て早稲田大学に進学。大学時代は全日本バレーボール大学男子選手権大会(全日本インカレ)で2連覇を果たす。大学卒業後の2020年に当時のV.LEAGUE DIVISION1所属のFC東京に入団し、2022年6月からFC東京のチーム譲渡により誕生した東京GBでプレー。今シーズンは主に途中出場で32試合にベンチ入りし、アタック8本、ブロック4本、サービスエース1本の合計13得点を決めていた。

 その武藤が今シーズン限りで現役を引退することが発表され、4月6日(日)に国立代々木競技場第二体育館で行われる、レギュラーラウンド最終戦の第22節GAME2日本製鉄堺ブレイザーズ戦終了後に、挨拶の場を設ける予定としている。

 武藤はクラブを通じてコメントを発表している。

「2024-25シーズンをもちまして、現役を引退することを決断いたしました。6歳から始めたバレーボールをこれまで多くの方々に支えていただきながら、続けることができました。バレーボールを通じて多くの仲間と出会い、かけがえのない経験をすることができました。チームメイト、スタッフ、恩師の先生方、応援してくださったファンのみなさま、これまで関わってくださった全ての方々に、心から感謝申し上げます」

「生まれ育った東京の地で、プロバレーボール選手になるという夢を叶えることができました。東京グレートベアーズ、ネイチャーラボの関係者のみなさまにも、改めて感謝申し上げます。
残りのシーズンもチームの目標であるチャンピオンシップ進出、そして勝利に向けて、精一杯頑張ってまいります。引き続き応援よろしくお願いいたします」

 なお、武藤は2025年4月から発足する東京GBのUー15のヘッドコーチに就任することが決定している。引退後も引き続き東京GBで活躍するであろう今後の武藤に期待したい。