[写真]=坂口功将

 大阪ブルテオンからレンタル移籍というかたちで、この2024-25-シーズンはイタリア・セリエA男子のチステルナでプレーする垂水優芽。今回、彼は一つの挑戦として、プレーする舞台に海外を選んだ。自身も「びっくりでした」と告白する初挑戦に至るまでの心境、そして“世界最高峰”と称されるリーグでの日々を今年2月、イタリアの古都ローマで語ってもらった。

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――開幕戦では出場機会こそありませんでしたが、前半第2節(現地昨年10月6日)のヴェローナ戦でデビューを果たしました。打った唯一のアタックをブロックされる結果でした

垂水 まぁ、止められるなと思っていました(笑)。十分な準備もできていなくて急にコートに立つことになって、『これは止められるだろうな』と思いながらアタックしたら案の定、ブロックされましたね。

――ですが続く前半第3節(同10月13日)のピアチェンツァ戦で初得点をマークします。こちらは打数1に対して、得点1という数字を残します

垂水 安心はしましたね。シチュエーションも違って、ヴェローナ戦では前衛のときでしたが、このときは後衛でサーブレシーブにも入っていました。そこでバックアタックを打ったのですが、『あ、これアウトになるかも』という打球が得点になったので、ほっとしました。

何よりホームゲームなので、緊張していました。というのも、ヴェローナ戦のようにアウェーだと、それほど観客に見られていない感覚なのでむしろやりやすいんです。チステルナのホームゲームは地元の観客が、チームに対してとても情熱を持って応援しています。期待されていることを実感しますし、逆に下手なプレーをしたら野次も飛んでくるので。イタリア語なので何を言っているかは正直わからないのですが、すごいこと言っているんだろうなぁ、って。そんな雰囲気がイタリアだなと感じます。

――なかなか日本では味わってこなかった感覚ですよね

垂水 ほんとうにそうです。なので、おもしろいですよ。良くも悪くも試合中がにぎやか。勝った試合では観客みんなが総立ちで拍手していましたし、マッチポイントの場面ではコールもすごい。それを聞いていると楽しいです。

――イタリアでご自身のファンはできましたか?

垂水 おそらくチーム関係者の息子さんかな、小さい子どもなのですが体育館でもたまにバレーボールをしていて、『タルミ!! タルミ!!』って。めちゃくちゃかわいいです。イタリアはチームの練習中も体育館に誰でも見に来れたりするので。それに試合中もバレーボールを見る以上に、コート周りで子供たちも走り回っていて、楽しそうです。

[写真]=坂口功将