大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の第19節の試合が3月15日(土)と16日(日)に行われた。
2024ー25シーズンから装い新たに始まったSVリーグ。レギュラーシーズンは全10クラブがホーム&アウェー方式により合計44試合を行い、レギュラーシーズン上位6クラブがチャンピオンシップに進出する。
東レアローズ静岡はジェイテクトSTINGS愛知をホームに迎えた。2023年3月10日に逝去したセッター藤井直伸さんの追悼試合として行われたGAME1。藤井さんと長きにわたりコンビを組んでいた、ミドルブロッカー李博を先発起用するなど「心はひとつ」を胸に奮闘した東レ静岡だったが、フルセットの末に敗戦。続くGAME2ではSTINGS愛知がストレートで勝利し、アウェー戦で2連勝を飾った。STINGS愛知はGAME1の白星で4位に浮上すると共に、GAME2の結果をもってチャンピオンシップ進出を決めた。
現在、首位を走る大阪ブルテオンは日本製鉄堺ブレイザーズと対戦した。GAME1では第2セットこそ38ー36ともつれたものの、ホームの大阪Bがストレート勝利を収めた。GAME2は一転、第1セットを35ー33で制した日鉄堺BZが第2セットも連取する。しかし、大阪Bは第3セットから日本代表のアウトサイドヒッター(OH)甲斐優斗を投入し反撃開始。意地を見せた大阪Bはフルセットで勝利をあげた。
広島サンダーズとウルフドッグス名古屋は今季3度目の対戦。これまではWD名古屋の4戦全勝、ホームで雪辱を果たしたい広島THだったが今節もWD名古屋が危なげない試合運びで両日ストレート勝利。第18節を終え、シーズン総得点が967点でリーグ1位だったWD名古屋のオポジット(OP)ニミル・アブデルアジズ。この試合を通して、ニミルのシーズン総得点は前人未到の1,000点を突破した。
VC長野トライデンツはヴォレアス北海道とのホーム戦に挑んだ。GAME1はVC長野がセットカウント3ー1で勝利。チームの大黒柱であるOPウルリック・ダールの活躍は言うまでもなく、OH樋口裕希が5本のブロックポイント含む21得点を獲得しチームに勢いをもたらした。しかし、GAME2では第4、第5セットのデュースを取り切ったヴォレアスがフルセット勝利をあげ、1勝1敗の痛み分けとした。
リーグの主管試合として2024年11月に行われた第4節以来に対戦したのは、東京グレートベアーズとサントリーサンバーズ大阪。第4節は1勝1敗となったが、今節では攻守で力を見せつけたサントリーが両ゲーム共にセットカウント3ー0で勝利した。ホームで悔しい2連敗となった東京GBは順位を5位に落としたものの、他カードの結果を受けてチャンピオンシップへの切符を手に入れた。
次戦の第20節は、3月22日(土)と23日(日)にサントリー vs VC長野、ヴォレアス vs 広島TH、STINGS愛知 vs 大阪B、東京GB vs 東レ静岡、日鉄堺BZ vs WD名古屋の計5カードが行われる。
■大同生命SV.LEAGUE MEN 第19節GAME1結果
東レアローズ静岡 2ー3 ジェイテクトSTINGS愛知
(25ー22、22ー25、18ー25、25ー17、9ー15)
大阪ブルテオン 3ー0 日本製鉄堺ブレイザーズ
(25ー19、38ー36、25ー21)
広島サンダーズ 0ー3 ウルフドッグス名古屋
(18ー25、16ー25、21ー25)
VC長野トライデンツ 3ー1 ヴォレアス北海道
(25ー27、25ー23、25ー18、25ー22)
東京グレートベアーズ 0ー3 サントリーサンバーズ大阪
(16ー25、25ー27、20ー25)
■大同生命SV.LEAGUE MEN 第19節GAME2結果
東レアローズ静岡 0ー3 ジェイテクトSTINGS愛知
(19ー25、23ー25、16ー25)
大阪ブルテオン 3ー2 日本製鉄堺ブレイザーズ
(33ー35、17ー25、25ー23、25ー18、15ー9)
広島サンダーズ 0ー3 ウルフドッグス名古屋
(22ー25、12ー25、14ー25)
VC長野トライデンツ 2ー3 ヴォレアス北海道
(25ー18、25ー19、19ー25、24ー26、14ー16)
東京グレートベアーズ 0ー3 サントリーサンバーズ大阪
(22ー25、15ー25、20ー25)