[写真]=Lega Pallavolo Femminile

 セリエA女子のプレーオフ準々決勝第2戦が3月17日(月)に行われ、関菜々巳が所属するコネリアーノはアウェーでベルガモと対戦し、セットカウント3ー0(25ー13、25ー21、25ー19)のストレート勝利を収め、準々決勝進出を決めた。

 レギュラーシーズンを無敗で首位通過したコネリアーノ。2戦先勝方式のプレーオフ準々決勝では8位通過のベルガモと対戦し、関が先発フル出場した第1戦をストレートで勝利。この試合で勝利すれば準決勝進出が決まる重要な一戦となった。

 その第1セット、関はベンチスタート。コネリアーノは序盤からブロックが機能し、2本のブロックポイントで流れを掴む。さらに、クイック攻撃とパイプ攻撃を効果的に織り交ぜ、着実に点差を広げる。終盤には8点差で先に20点目に乗せ、最後はディグがネット際に浮いたところをミドルブロッカーのサラ・ファールがワンハンドトスから決め、セットを先取した。

 第2セット、関は引き続きベンチスタート。序盤から一進一退の攻防が続き、ベルガモも鋭いスパイクで応戦し、なかなか点差は広がらない。しかしコネリアーノはオポジットのイザベル・ハークやアウトサイドヒッターのガブリエラ・ギマラエス(ガビ)を中心に攻撃を仕掛け、最大5点差をつける展開に。22ー17の場面で関が投入されると、サーブで相手を崩し、チームの得点に貢献。最後はベルガモのサーブミスで、コネリアーノがセットを連取する。

 第3セットも関はベンチスタート。コネリアーノはこのセットもブロックが冴え、序盤からリードを広げる。ブロックを絞らせない多彩な攻撃で相手を翻弄するが、ベルガモもブロックアウトを狙った攻撃で粘りを見せる。18ー12の場面では関が再びコートイン。関はネット近くに上がったボールをアンダーパスで正確にレフトへ上げるなど、トスワークで貢献。また低弾道のサーブカットを上手くライトに流し攻撃につなげる好プレーを見せた。21—16の場面で関は交代しベンチへ。その後もコネリアーノは高いブロックとハークの攻撃で得点を重ね、最後はブロックポイントで25ー19と、ストレート勝利を飾った。

 関は途中出場ながら、難しいボールを正確にトスにつなげ、チームの得点に貢献した。特に第3セットではネット際のボールの処理や幅の広い攻撃で安定感を見せ、チームの得点を後押しした。

 コネリアーノはベルガモに2戦連続ストレート勝利を収め、準決勝進出を決めた。なお、3戦先勝方式で行われる準決勝の相手は、石川真佑が所属しているレギュラーシーズン4位のノヴァーラか、レギュラーシーズン5位のキエリのどちらかとなる。

■試合結果

コネリアーノ 3―0 ベルガモ

第1セット 25ー13
第2セット 25ー21
第3セット 25ー19