[写真]=坂口功将

 19日、大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)のNECレッドロケッツ川崎が、セッターの塚田しおり(30)とアウトサイドヒッターの山内美咲(30)が2024ー25シーズン限りで現役を引退することを発表した。クラブ公式サイトが伝えている。

 塚田は川崎市立橘高校時代、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)でチーム初の全国優勝に貢献。筑波大学進学後もレギュラーセッターとして活躍し、多くのセッター賞を受賞した。

 山内は高校時代、アジアU20バレーボール選手権やU21世界選手権のメンバーに選出され、メダル獲得に貢献。東海大学進学後もユニバーシアード代表候補に選出され、数々の国際大会で活躍した。

 そんな2人は大学在学中だった2016年12月にそろって内定入団。山内はタイのダイヤモンドフードに2023年10月15日から2024年3月31日まで期限付移籍を経験するも、2人は2017年から8シーズンをNEC川崎所属でプレー。2022ー23シーズンと2023ー24シーズンのチームの2連覇達成にも貢献した。

 2024ー25シーズンは現時点で、塚田はリーグ戦24試合にベンチ入りし2得点、山内はリーグ戦34試合にベンチ入りし56得点をあげているが、そんな同期の2人が今シーズンをもって現役引退を決断した。

 2人はクラブを通してコメントを発表している。

 ・塚田
「いつもNECレッドロケッツ川崎へのご声援をありがとうございます。この度、今シーズンをもって現役を引退することを決めました。私が憧れていたレッドロケッツで過ごしてきた日々はかけがえないものです。仲間と共に助け合い、切磋琢磨し同じ目標に向けて努力し続けることのできる素晴らしいチームと、素晴らしい環境でバレーボールが出来たことに感謝の気持ちでいっぱいです。たくさんの経験をさせてもらったこのチームが本当に大好きで、私も大きく成長出来たと思っています」

「残りのシーズン、チームの目標であるSVリーグ初代女王となるため、今まで支えてくださった家族や指導者の皆さん、友人、CREWの皆さん、何よりこのチームへの感謝の気持ちを胸に最後まで戦い抜きたいと思いますので、温かいご声援をよろしくお願いいたします」

・山内
「今シーズンをもって現役を引退することを決断いたしました。ここまで現役生活を続けてこれたのはチームを始め、これまで出会った素晴らしいご縁のおかげだと改めて感じています。私の性格上、新しい発想や機転をきかして進んでいく方が得意でコツコツと積み重ねることが苦手です。この苦手に向き合わせてくれたのがバレーボールであり、そんな苦手な面も楽しめるように考えさせてくれたのもバレーボールでした。そんなバレーボールを通して、繋がったご縁は私にとって一生の宝物です」

「覚えの悪い私に根気強く指導して下さった先生方、試行錯誤しながら一緒に考えてくれたコーチやスタッフ、沢山失敗させてくれて、その度に前の向き方を背中で教えてくれた先輩方、どんな時でも最後まで信じて支えてくれた同級生、くだらないことでふざけ合える後輩や時には心を鬼に想いをぶつけてくれた頼れる後輩もいて本当に周りに恵まれていた競技人生でした」

「今もまだ目標の途中で、毎日バレーボールと向き合いながら共に戦っている仲間にリスペクトといつも応援を届けてくれるクルーの皆さんに感謝です。このタイミングでの発表となりますが、多くの方に会場へ来て見納めていただくと同時に感謝の心を込めて一戦一戦戦いたいと思います!どうぞ最後まで宜しくお願いします!」

「最後に、長年の夢であったタイ挑戦を前向きに捉えて応援してくれたチーム、言葉も通じない私を快く受け入れてくれたタイの仲間たち、本当にかけがえのない特別な時間をありがとうございました!そして、レッドロケッツの意志でもある”諦めない心”は今もこれからも私にとって人生の軸となり支えてくれると信じています」