[写真]=CEV

 21日(金)に欧州男子チャンピオンズリーグの準々決勝2ndレグが行われ、石川祐希が所属するペルージャはモンツァ相手にセットカウント3ー1(25ー18、23ー25、25ー14、31ー29)で勝利し、準決勝に駒を進めた。

 石川はこの試合で、1、2、3セットはスタートからフル出場、4セット目は終盤から途中出場し、両チーム最多の19得点をあげた。スパイクの打数はチーム最多の29で決定率は62%、サーブレシーブは11本受け成功率は82%を記録した。

 準々決勝の1stレグを3ー1で勝利していたペルージャは、今試合で2セットを制した3セット目終了時点で準決勝への進出が決まった。そのため、ペルージャのアンジェロ・ロレンツェッティ監督は4セット目では大幅にメンバーを交代し石川もベンチスタートとなった。

 そんな第4セットで、石川はモンツァにリードを許した終盤から途中出場。自らのスパイク、ブロック、サーブで追い上げを見せ、チームに勢いをもたらした。結果、リードされていたところから同点に追いつき、デュースに突入。石川のブロックで先行すると、最後は今試合で好調だったブロックアウトを放ち勝利のポイントを決めた。

 この試合のMVPに選ばれた石川は試合後のインタビューに英語で答え、「ポーランドで開催されるチャンピオンズリーグの準決勝に進めてとても嬉しいです。2セット目を落としたのは厳しかったですが、3セット目では僕たちのプレーが良くなり、特にサーブで攻めることができ、勝つことができてよかったです」と試合に勝利し、準決勝に進む嬉しさをにじませた。

 準々決勝の1stレグ、2ndレグともにセットカウント3ー1で2連勝を収めたペルージャ。次戦、準決勝は2025年5月17日(土)3:00よりポーランドのウッチで行われる。対戦相手は、リーグラウンドで同じ組だったトルコのハルクバンク・アンカラに決まっている。