※写真は2025年3月1日撮影©SV.LEAGUE

 大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の第20節の試合が3月22日(土)と23日(日)に行われた。

 2024ー25シーズンから装い新たに始まったSVリーグ。レギュラーシーズンは全10クラブがホーム&アウェー方式により合計44試合を行い、レギュラーシーズン上位6クラブがチャンピオンシップに進出する。

 前節を終え4位のジェイテクトSTINGS愛知は、首位を走る大阪ブルテオンをホームに迎えた。注目カードのGAME1。STINGS愛知はこれまでと打って変わってセッターに河東祐大を、オポジット(OP)に都築仁を先発起用し、大阪Bに挑むもストレート負けを喫した。続くGAME2ではフルセットの熱戦の末に敗戦。悔しいホーム2連敗となったSTINGS愛知だが、嬉しいニュースも。GAME1、2枚替えで出場したOPの宮浦健人がケガからの復帰後初得点をあげた。さらに、GAME2では途中出場からブロック2本、サービスエース3本を含む両チーム最多の28得点を獲得するなど、その復調ぶりを見せた。

 東レアローズ静岡は、東京グレートベアーズとアウェーで対戦した。平日ナイターで行われた第16節ではGAME1をフルセットで東レ静岡が、GAME2をストレートで東京GBが制していた。迎えた今節もGAME1、互いにセットを取り合いフルセットにもつれ込むと、粘る東京GBを振り切って東レ静岡が白星をあげた。続くGAME2では東京GBがストレートで勝利。第16節と同様の結果で幕を閉じた。

 サントリーサンバーズ大阪は、VC長野トライデンツとのホーム戦に挑んだ。GAME1はオポジットのドミトリー・ムセルスキーや、アウトサイドヒッター(OH)デ・アルマス・アラインを軸とした攻撃で、VC長野を圧倒したサントリーがストレート勝利。GAME2では第3セットこそ37ー39の接戦を落としたものの、サントリーがセットカウント3ー1で勝利した。両日共にスタメン出場となったOHのアレクサンデル・シリフカは、連日60%を超える高いアタック決定率をマークし、チームの2連勝に貢献した。なお、サントリーは連勝記録を10に伸ばしている。

  ヴォレアス北海道と広島サンダーズの対戦。現在7位の広島THにとって、チャンピオンシップ進出をかけた重要な一戦となった。GAME1は広島THが試合を優位に運び、ストレート勝利を収めた。しかしGAME2では、前日からの修正を見せたホームのヴォレアスがセットカウント3ー1で勝利。GAME2では敗戦となったものの、今節を1勝1敗で終えた広島THは6位に浮上している。

 前節終了時点で6位の日本製鉄堺ブレイザーズは、レギュラーシーズン最後のホームゲームで2位のウルフドッグス名古屋と対戦。チャンピオンシップ進出圏内を守り抜くべく上位チーム相手に負けられない日鉄堺BZだったが、両日セットカウント3ー1で敗戦を喫した。日鉄堺BZは、この2連敗で順位をチャンピオンシップ進出圏外の7位に落としている。対するWD名古屋は、連勝記録を15に伸ばした。

 次戦の第21節は、3月29日(土)と30日(日)にサントリー vs ヴォレアス、東レ静岡 vs VC長野、STINGS愛知 vs 東京GB、広島TH vs 日鉄堺BZ、WD名古屋 vs 大阪Bの計5カードが行われる。

 ■大同生命SV.LEAGUE MEN 第20節GAME1結果

  ジェイテクトSTINGS愛知 0ー3 大阪ブルテオン

  (15ー25、19ー25、20ー25)

  東京グレートベアーズ 2ー3 東レアローズ静岡

  (25ー15、22ー25、25ー22、19ー25、13ー15)

  サントリーサンバーズ大阪 3ー0 VC長野トライデンツ

  (25ー20、25ー18、25ー22)

  ヴォレアス北海道 0ー3 広島サンダーズ

  (20ー25、18ー25、22ー25)

  日本製鉄堺ブレイザーズ 1ー3 ウルフドッグス名古屋

  (25ー16、21ー25、20ー25、19ー25)

 ■大同生命SV.LEAGUE MEN 第20節GAME2結果

  ジェイテクトSTINGS愛知 2ー3 大阪ブルテオン

  (22ー25、25ー23、19ー25、26ー24、13ー15)

  東京グレートベアーズ 3ー0 東レアローズ静岡

  (25ー21、25ー23、25ー18)

  サントリーサンバーズ大阪 3ー1 VC長野トライデンツ

  (25ー21、25ー17、37ー39、25ー22)

  ヴォレアス北海道 3ー1 広島サンダーズ

  (20ー25、25ー22、25ー23、27ー25)

  日本製鉄堺ブレイザーズ 1ー3 ウルフドッグス名古屋

  (27ー25、26ー28、18ー25、14ー25)