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大同生命SV.LEAGUE MENの第20節GAME2が3月23日(日)に行われ、武蔵野の森総合スポーツプラザにて東京グレートベアーズと東レアローズ静岡が対戦した。

22日に行われたGAME1では、フルセットの激闘を東レ静岡が逆転で勝利。現在5位につけている東京GBはすでにチャンピオンシップ進出を決めている。チャンピオンシップ進出への残り1枠をかけての熾烈な争いは続いており、東レ静岡にとっては大事な1戦となる。

東京GBはアウトサイドヒッター(OH)に後藤陸翔と亀山拓巳、ミドルブロッカー(MB)に大竹壱青と伊藤吏玖、セッター(S)に深津旭弘、オポジット(OP)にアレックス・フェレイラ、リベロ(L)に古賀太一郎をスタメンに起用。

一方の東レ静岡は、OHにフランチェスコ レチネと重藤トビアス赳、MBに李博と難波尭弘、Sに新貴裕、OPに楠本岳、Lに武田大周を起用した。

第1セット、東レ静岡のブロックがスタートから牙をむく。東京GBの攻撃をブロックで仕留めると、そこから立て続けに3本連続ブロックで流れを一気に引き寄せる。対する東京GBは、冷静に1度タイムアウトを挟むと、ペースを乱すことなく反撃に出る。後藤、フェレイラが確実に得点を重ねていきブレイク。セット中盤にはついに逆転した。一方の東レ静岡はセット後半、ミスが続きなかなか流れを掴み切れない苦しい展開。レチネがサービスエースを取るなど粘りを見せたが、東京GBが逆転という形でこのセットを先取した。

第2セット、東レ静岡はスタートからOPで藤中優斗を起用。序盤は両チームともに攻撃力の高さが光り、互いに点を取り合う拮抗した展開。難しいサーブを両リベロがしっかりセッターに返球しているため、非常にレベルの高いラリーが続いている。このセットは、相手のブロックをうまく利用して得点する場面が多く見られ、特に第1セットで東レ静岡のブロックに苦しめられた東京GBはセット間でしっかり修正してきたように思える。終盤まで拮抗した展開が続いていたが、先に抜け出したのは東京GB。大竹のサービスエースでブレイクし、3点リードで先に20点台へ。粘りを見せ、何度も長いラリーに持ち込む東レ静岡を振り切り、最後はブロックポイントで東京GBがこのセットも取った。

東レ静岡にとっては後がない第3セット、序盤からMBの上条を積極的に使い東京GBのブロックを散らして得点していく。しかし、ここまで調子を上げてきている東京GBは第3セットに入ってもその勢いを落とすことはなく、セット中盤には4連続ポイントで一気に突き放しにかかる。途中、東レ静岡はレチネが立て続けに得点したり、ベテランの米山裕太を起用するなど、何とか食らいついたが、最後は大竹がサービスエースで仕留め、ゲームセット。東京GBがセットカウント3ー0でストレート勝利を飾った。

昨日のGAME1は逆転で敗戦したのに対し、今日はほとんどのセットを逆転で取り切り見事勝利。ブレイクされても焦ることなく自分たち強みを発揮し、着実に得点を重ねていった。

東京GBの次戦は3月29日(土)に岡崎中央総合公園武道館にてジェイテクトSTINGS愛知とのアウェイ戦、東レ静岡の次戦は3月29日(土)にこのはなアリーナにてVC長野トライデンツとのホーム戦となっている。

■試合結果

  東京グレートベアーズ 3ー0 東レアローズ静岡

  第1セット 25ー21
第2セット 25ー23
第3セット 25ー18