大同生命SV.LEAGUE WOMENの第20節GAME2が23日(日)に行われ、山形県総合運動公園総合体育館にてアランマーレ山形と群馬グリーンウイングスが対戦した。
昨日のGAME1は、前節でSVリーグ初白星をあげた群馬が勢いそのままに3ー1で勝利した。続くGAME2、A山形はレギュラーシーズン最後のホームゲームである今試合を、勝利で飾れるか。一方の群馬は、流れを切らすことなく敵地で2連勝を掴み取りたいところ。
A山形はアウトサイドヒッター(OH)に内定選手の吉村優花と木村友里、ミドルブロッカー(MB)に伊藤摩耶と佐藤菜々美、セッター(S)に石盛めるも、オポジット(OP)にドンポーン・シンポー、リベロ(L)に工藤真帆をスタメンに起用。GAME1で先発起用だったオレクサンドラ・ビチェンコはベンチアウト、Sも赤星七星から石盛に変更した。
対する群馬はOHに藤井寧々と髙相みな実、MBに道下ひなのと林田愛佳、Sに角谷未波、OPにポーランド出身のマルティニューク・アリョーナ、Lに内定選手の門田湖都をスタメンに起用し、GAME1を同様の布陣で挑んだ。
第1セットは、角谷の的を絞らせないトスワークで群馬がリードを奪う入りとなった。群馬の5点リードで迎えたテクニカルタイムアウト明けも、勢いの止まらない群馬は2連続ブロックポイントを決める。強気に攻め続ける群馬は以降もラリーを制し、点差を広げる。A山形は選手交代で食い下がるも、きっかけを生み出せず。最後は道下のサービスエースで群馬が25ー14と大差をつけ、セットを先取する。
A山形がSに田村愛美をスタート起用した第2セット。道下のサービスエースやブロックポイントで流れを掴んだ群馬が、序盤から一気に前に出る。中盤もA山形の攻撃に対応し、丁寧な繋ぎから多彩な攻撃で得点を重ねる群馬。対するA山形は攻守で群馬に圧倒され、逆転の糸口を掴めない。点差が大きく開いた終盤も、2枚替えを行うなど手を緩めなかった群馬がセットを連取する。
A山形がSに赤星をスタート起用、OHを吉村から前田美紅に変更した第3セット。ここまでとは一転、代わって入った前田を中心にA山形の攻撃が決まりだし、競った入りとなった。中盤も拮抗した展開が続く中、伊藤に代えてMBの柳沢紫子を投入したA山形がブロックポイントで14ー13と逆転に成功。その後はサイドアウトの応酬となるも、前田のスパイクでA山形が再びブレイクし、終盤に入る。20点以降もリードを保ったA山形は最後、序盤に佐藤と代わって入ったMBインディグウェシンディ千想夢のサービスエースでセットを取り返す。
A山形が柳沢とインディグウェをスタートから起用した第4セット。序盤はディフェンスに粘りの出始めたA山形がラリーを制し、6ー3とリードする。しかし離されまいと食い下がる群馬は髙相を攻撃の軸とし、一気に8ー7で逆転。中盤もリードを広げていく群馬に対し、シンポーや前田の気迫溢れるスパイクを中心に追いかけるA山形だったが、流れを変えられず。終盤に差し掛かった場面で2連続ブロックが飛び出した群馬は、以降もブレイクで点差を広げる。最後は道下のクイックで第4セットを制した群馬が、3ー1で勝利を収めた。
丁寧な繋ぎから果敢に攻め続け、流れを掴むブロックポイントを量産した群馬がGAME1に続き、勝利を収める結果となった。A山形の次戦は3月29日(土)にヴィクトリーナ・ウインク体育館にてヴィクトリーナ姫路とのアウェー戦、群馬の次戦は3月29日(土)にひたちなか市総合運動公園総合体育館にてAstemoリヴァーレ茨城とのアウェー戦となっている。
■試合結果
アランマーレ山形 1ー3 群馬グリーンウイングス
第1セット 14ー25
第2セット 10ー25
第3セット 25ー22
第4セット 18ー25