[写真]=WOLFDOGS NAGOYA

 26日、大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)のウルフドッグス名古屋が、ミドルブロッカーの近裕崇(37)と小山貴稀(27)、アウトサイドヒッターの高橋良(26)の3選手が2024ー25シーズンをもって現役を引退することを発表した。クラブ公式サイトが伝えている。

 近は東海大学時代、2009年全日本バレーボール大学男子選手権大会(全日本インカレ)にてブロック賞を受賞し優勝にも貢献。大学卒業後、2010年に当時のVプレミアリーグ所属の豊田合成トレフェルサ(現・ウルフドッグス名古屋)に入団した。約15年間をWD名古屋で走り続け、ベテラン選手として今シーズンは24試合にベンチ入りし、現時点でブロックポイント21本を含む88得点をあげている。

 小山は高校時代にU18の日本代表選手に選出され、チームの準優勝に貢献。大阪産業大学進学後もアンダーカテゴリーの代表選手として数々の世界大会に出場した。大学卒業後2020年にウルフドッグス名古屋に入団し、今シーズンは34試合にベンチ入りし、現時点で86得点をあげている。

 高橋は清風高校から日本体育大学に進学し、2020年全日本インカレではチームの準優勝に貢献。在学中にWD名古屋の内定選手に決定すると2020ー21シーズンのリーグ戦にも出場を果たした。今シーズンはこれまで21試合にベンチ入りし、現時点では12得点をあげている。

 そんな大学卒業後の入団からこれまで、WD名古屋でプレーし続けた3名が今シーズン限りで現役を引退することとなった。4月6日(日) に豊田合成記念体育館エントリオで行われる第22節GAME2ヴォレアス北海道とのホームゲーム最終戦において、花束贈呈セレモニーを実施予定としている。

 3名はクラブを通じてそれぞれコメントを発表している。

■近裕崇
「高校からバレーボールを始めた自分が、まさかバレーボール選手になれるなんて夢にも思いもしませんでしたし、まして、こんなにも長く選手生活を続けられるとは思いませんでした。最高に幸せな選手生活でした。これも今までお世話になった皆様や、いつも応援してくださる皆様のサポートのおかげです。本当にありがとうございました」

「豊田合成トレフェルサとウルフドッグス名古屋の一員として、素晴らしいチームメイト、コーチ陣、スタッフの方々、そしてファンの皆様と共に成し遂げた事は生涯忘れる事のない大切な思い出です。
現役最後のシーズンで優勝して引退する。そんな最高なストーリーを思い描いています。皆様と一緒に歓喜の瞬間を迎えられるよう全力で頑張りますので、最後まで応援よろしくお願いします。長い間本当にありがとうございました」

■小山貴稀
「いつもウルフドッグス名古屋の応援ありがとうございます。このたび、2024-25シーズンをもって現役を引退します。私個人的にはプレー機会が少なく、厳しいシーズンが続き、辛い時期も長くありましたが3シーズン目から少しずつチャンスを頂き、家族やファンの皆様にプレーをお見せする事が出来ました。寂しさや悔しい思いもありますが、実力のなかった自分がここまでやってこれたのは、支えてくださった皆様のおかげです。
本当にありがとうございました。ウルドファミリーの皆さん、戦いはまだ続きますので引き続きご声援よろしくお願い致します」

■高橋良
「サポーターの皆様これまで応援ありがとうございました。ウルフドッグス名古屋でプレーできた事を誇りに思います! 現役は引退しますがバレーボールは大好きなのでこれからも皆さんと一緒にウルフドッグス名古屋を応援するのが楽しみです!スポンサー様、ファンの皆様、たくさんのご声援をありがとうございました」