[写真]=坂口功将

 大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)のヴィクトリーナ姫路が、ミドルブロッカーの荒谷栞(26)が今シーズンをもって現役を引退することを発表した。27日にクラブ公式サイトが伝えている。

 荒谷は共栄学園高校時代、2017年に行われた全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)に主将として出場し、同年にNECレッドロケッツ(現・NECレッドロケッツ川崎)へ入団。2018年には日本代表にも選出された。2020年に姫路へ移籍すると、2022ー23シーズンの1年間はキャプテンを務めチームを支えた。今シーズンはVリーグ所属のブレス浜松へ期限付きで移籍し26試合にベンチ入り、同チームのレギュラーシーズン優勝に貢献していた。

 その荒谷が2024ー25シーズン限りで現役を引退することを決断。レンタル移籍中の発表となり、姫路とブレス浜松の両クラブを通じてコメントを発表している。

■姫路公式サイトより

「日頃より温かいご声援をいただき、ありがとうございます。今シーズンをもちまして現役を引退することを決めました。レンタル移籍をしている中でのご報告となり、申し訳ございません。私は、これほどにまで沢山の方々に支えてもらった選手はいないんじゃないかと自負するほど、本当に多くの方々に支えていただいた競技人生だったと思います。振り返ると、どれだけの素晴らしい経験をさせていただいたことか…バレーボールを通して関わってくださった皆様に感謝しかありません」

「そして、移籍をしても怪我をしても私がどんな状況でも応援してくださったファンの皆さんには、感謝してもしきれません。いつしか、私の方が皆さんに元気をもらっていることの方が多かったと感じています。そんな皆さんに恩返しができるように、最後の最後までバレーボールを楽しんで駆け抜けたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いいたします」

■ブレス浜松公式サイトより

「日頃よりブレス浜松へのご声援をありがとうございます。この度、今シーズンをもって現役を引退することを決めました。レンタル移籍とした今シーズン限りの入団でしたが、選手やスタッフを含め、チーム関係者の皆さん、ブレスのファンの皆さん全員が温かく向かい入れてくれ、本当に感謝しかありません。私の競技人生として最後の舞台をブレス浜松で飾れたことを誇りに思います。本当にありがとうございました。私たちは、これからファイナルラウンドを迎え、Vリーグ初代チャンピオンを目指します。引き続きご支援、ご声援のほどよろしくお願いします」