28日、V.LEAGUE WOMEN(Vリーグ女子)のJAぎふリオレーナが選手3名と監督の退団を発表した。クラブ公式サイトが伝えている。
今回退団が発表されたのはオポジットの山根茉唯加(25)、キャプテンでリベロの野毛かえで(25)、アウトサイドヒッターの西條華子(27)と、鈴木智大監督(35)の計4名。今季7位となったJAぎふだが、山根、野毛、西條は共に全試合にベンチ入りを果たしていた。
4名の今後について、西條は業務に専念、山根、野毛、鈴木監督については2025年3月31日をもってJAぎふを退職し、4月以降は新天地にて新たな生活をスタートするとしている。
4名はそれぞれコメントを発表している。
・山根茉唯加
「日頃よりJAぎふリオレーナへの温かいご支援、ご声援をありがとうございます。今年度をもちまして、リオレーナを退団する決断をいたしました。3年間応援してくださったファンの皆さまをはじめ、支えてくださったすべての方々に深く感謝申し上げます。このような恵まれた環境で常に楽しく、一生懸命にバレーボールと向き合えたこと、本当に感謝しております。それは、リオレーナのチームメイト、スタッフ、そして応援してくださるファンの方々のおかげだと心から思っています。どんなときも前向きな言葉をたくさんかけてくださったファンの皆さまは、本当に心温かく、皆さまのお言葉やエールに何度も背中を押してもらいました。どんな困難に直面しても最後まで挫けずに戦えたのは、皆さまのエールがあったからだと感じています」
「また、私たちリオレーナはJAぎふという組織があってのバレーボールチームです。お仕事とバレーボールの両立というのは簡単なことではありませんでしたが、職場の皆さまのご理解やご支援、ご協力があり私たちがバレーボールに打ち込むことができたと身をもって感じています。本当にありがとうございました」
「そして、私にとってチームメイトの存在は必要不可欠なもので、毎日切磋琢磨しながら、濃い時間を過ごせたことにとても感謝しています。特に同期とは支え合い、助け合って3年間ともに前進して参りました。そんなかけがえのない仲間に出会えたことは私にとってとても大きな財産・誇りであり、今後の人生の活力になると確信しています。3年間で、成長できたことや思い出がいくつもあります。それらを今後の自分の人生の糧に前に進み続けたいと思います。最後になりますが、3年間たくさんの応援をありがとうございました。今後もリオレーナへの温かいご声援をよろしくお願いいたします」
・野毛かえで
「日頃から沢山のご声援ありがとうございます。この度、JAぎふリオレーナを退団することになりました。リオレーナでの3年間は決して楽ではなく、人生においてものすごく濃い時間でした。仕事とバレーの両立、ハードな日々であり、嬉しいことよりも苦しいこと辛いことの方が多い中ではありましたが、メンバーと高め合い喜び合い、そして笑い合う日々に何度も救われここまでこれたと思っています」
「この1年間はキャプテンという役割を任せていただきながらも、キャプテンとして弱く情けない部分ばかりの私でしたが、チームメイトに助けられ支えられてここまでこられました。先輩・後輩、そして同期に恵まれ、そんな私は本当に心の底から幸せ者です。リオレーナだからこそできたこの経験を無駄にせず、さらに成長できるようこれからもチャレンジし続けます。どんな時も共に戦い、応援してくださったファンの皆さま、職場の皆さま、本当にありがとうございました。引き続きJAぎふリオレーナのご声援よろしくお願いいたします」
・西條華子
「日頃からたくさんのご声援をありがとうございます。この度JAぎふリオレーナを退団、そして現役を引退する決断を致しました。約20年間のバレーボール人生に終止符を打つことは決して簡単なことではなく、様々な思いがありました。これまでの道で、特にVリーグという素晴らしい舞台でプレーできたことは最大の財産です」
「どんな時も支えてくれた家族、それぞれの舞台で出会えた仲間・先生方・スタッフの皆さん、そしてたくさんのご声援を下さったファンの皆さまのおかげで、ここまで真剣に大好きなバレーボールと向き合うことができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今後もたくさん道に迷って遠回りしてでも、私らしく邁進してまいりますので、心のどこかで小さく応援していただけますと幸いです。3年間ありがとうございました。引き続き、リオレーナへのご声援をよろしくお願いします」
・鈴木智大
「日頃よりJAぎふリオレーナをご支援、ご声援賜り心より感謝申し上げます。この度、10年間在籍したリオレーナを退団し、バレーボールから離れる決断をしました選手としての実績や指導歴もない私をコーチとしてお誘いいただいた椿本前監督、そして監督として迎えてくれた選手、サポートスタッフ、そしてファンの皆さまには本当に感謝しております。そんな皆さまへの恩返しの為に10年間頑張ってきましたが、結果を残すことができず、申し訳ない気持ちでいっぱいです」
「しかし、決して優秀な指導者ではありませんでしたが、バレーボールを学び、バレーボールを愛し、リオレーナを愛し、目標の為に一生懸命やったという自負はあります。そして選手やファンの皆さまと歩んだ時間は私の財産となりました。本当にありがとうございます。最後になりますが、今後ともリオレーナの応援をよろしくお願いいたします」