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 大同生命SV.LEAGUE MENの第22節GAME2が4月6日(日)に行われ、おおきにアリーナ舞洲にてサントリーサンバーズ大阪と大阪ブルテオンが対戦した。

 長きにわたって繰り広げられてきたSVリーグレギュラーシーズンもいよいよ大詰め。首位をキープしている大阪Bと連勝で2位まで順位を上げたサントリー。GAME1では3時間に及ぶフルセットをサントリーが制した。今回のGAME2で大阪Bが勝利するとレギュラーシーズン(RS)の優勝が確定する重要な一戦だ。

 サントリーは、アウトサイドヒッター(OH)にデアルマス・アラインと髙橋藍、ミドルブロッカー(MB)に小野寺太志と鬼木錬、セッター(S)に大宅真樹、オポジット(OP)にドミトリー・ムセルスキー、リベロ(L)に藤中颯志をスタメンに起用した。

 一方の大阪BはOHにミゲル・ロペスと甲斐優斗、MBに西川馨太郎とエバデダン・ラリー、Sに永露元稀、OPに西田有志、Lに山本智大をスタメンに起用した。

 第1セット、序盤から息をのむようなラリーが繰り広げられ、互いにスーパーレシーブを見せる白熱展開。見ごたえ十分な立ち上がりとなったが、ラリーの主導権を持ったのはサントリー。粘り強い守備から確実に得点を重ね、4点のリードを奪う。中盤、大阪Bが反撃に出る。ロペスのサービスエースを決め、ブレイクに成功。OH甲斐とロペスを軸となって点差を縮めていく。対するサントリーはテンポの速いトス回しからアラインと高橋藍が着実に得点していき、再び流れを引き寄せる。その後も大阪Bは粘りを見せるがなかなか点差を縮めることができず、最後は大宅のディグから2本目で高橋藍がスパイクを打ち込み、サントリーが第1セットを取った。

 第2セット、サイドアウトが続く一進一退の攻防となった序盤だったが、徐々に抜け出したのはまたしてもサントリー。大阪Bは速攻に加え、OP西田へのトスを増やしブロックを絞らせない攻撃で、粘り強く食らいついていく。一方、サントリーは絶対的エースのムセルスキーにトスを集め、要所で確実に得点。大阪Bに主導権を渡さず、先行する展開に。大阪Bは何度もチャンスを作るが、点差を縮めきれず最後はアラインの剛速球サーブが突き刺さり、第2セットを連取した。

 第3セット、後がない大阪Bは序盤からブロックポイントを決め、なんとか流れを引き寄せようとするが、絶好調のアラインの鋭いパイプ攻撃が襲い掛かりリードを掴めず。勢いに乗るサントリーは、サーブで相手を崩し、そこから連続ブロックポイントで一気に点差を広げる。大阪Bは西田と代わって入った西山大翔がブロックアウトで得点するなど反撃の糸口を探る。6点ビハインドの中、大阪BのL山本が片手であげるスーパーレシーブを見せ、チームに活気をもたらすが、サントリーの猛攻は止まらない。高橋藍やムセルスキー、アラインの攻撃を絶妙な配分で攻撃展開。最後はS大宅がムセルスキーに託し、ノーブロックの状態で強烈なスパイクを叩き込みストレートで勝利した。

 サントリーは序盤から終始リードを保ち、多彩な攻撃とブロックで主導権を握り続けるサントリーらしい試合運びを見せた。一方大阪Bは自分たちのバレーを展開できず、要所でのミスも響き悔しい敗戦に。RS優勝確定を逃す結果となった。

 次戦の4月12日(土)、サントリーはVC長野トライデンツと、大阪Bは東レアローズ静岡と対戦する。

■試合結果

サントリーサンバーズ大阪 3ー0 大阪ブルテオン

第1セット 25ー19
第2セット 25ー16
第3セット 25ー19