大同生命SV.LEAGUE MENの第22節GAME2が6日(日)に行われ、国立代々木競技場第二体育館にて東京グレートベアーズと日本製鉄堺ブレイザーズが対戦した。
昨日のGAME1では、東京GBがストレート勝利を飾っている。続くGAME2、東京GBはレギュラーシーズン最後のホームゲームを勝利で締めくくりたいところ。一方の日鉄堺BZにとってこのGAME2は、負けを喫するとチャンピオンシップ進出への道が断たれる重要な一戦となっている。
東京GBはアウトサイドヒッター(OH)にアレックス・フェレイラと後藤陸翔、ミドルブロッカー(MB)に大竹壱青と伊藤吏玖、セッター(S)に今橋祐希、オポジット(OP)にマチェイ・ムザイ、リベロ(L)に古賀太一郎をスタメンに起用。ムザイは3月1日に行われた第17節GAME1ぶりの復帰となった。
対する日鉄堺BZはOHに安井恒介とルチアーノ・パロンスキー、MBにサイ・ペイチャンと竹元裕太郎、Sに江藤巧、OPにシャロン・バーノン=エバンズ、Lに森愛樹をスタメンに起用し、GAME1と同様の布陣で挑んだ。
第1セット、東京GBはムザイのスパイクで先制点を決める。その後はサイドアウトが続く中、互いにサービスエースでのブレイクに成功。拮抗した展開のまま中盤に入ると、サーブから主導権を握った東京GBが前に出る。以降の東京GBは勢いに乗るブロックポイントも生み出し、その差を保つ。対する日鉄堺BZは、反撃のきっかけを掴めず。25ー22で東京GBがセットを先取する。
続く第2セットは、攻めたサーブを放つ東京GBがリードする。一方、東京GBのオフェンスに翻弄される日鉄堺BZは思うような攻撃を展開できず。東京GBが点差を5点まで広げ、テクニカルタイムアウトを迎える。中盤、安井に代えOH髙野直哉を投入した日鉄堺BZはディフェンスに粘りが出始め、点差を詰め寄る。しかしサーブレシーブが安定せず、プレーにバタつきも見られる日鉄堺BZは終盤にかけて再びリードを広げられる。サーブを攻め続けた東京GBがセットを連取する。
第3セットは2セットダウンで後がない日鉄堺BZが、髙野をスタートから起用。第2セット中盤に竹元と代わって入ったMB渡邉晃瑠も、スタートから投入した。序盤は逆転勝利に向け、ギアを入れ替えた日鉄堺BZが先行する。執念のディフェンスでボールを落とさない日鉄堺BZはサーブでも攻めの姿勢を見せ、リードを広げていく。一時は16ー8とダブルスコアまで点差を広げた日鉄堺BZだったが、食い下がる東京GBはフェレイラのサービスエースやブロックポイントなど、連続ブレイクで追いかける。しかし、大きく開いた差は縮まり切らず。パロンスキーやバーノンを中心としたオフェンスで得点を重ねた日鉄堺BZがセットを取り返す。
第4セットは開始早々、フェレイラをOH柳田将洋に変更した東京GBがサーブから流れを掴み、連続得点でリードする。的を絞らせない今橋のトスワークから得点を重ねる東京GBは、点差を広げていく。その後は日鉄堺BZが食い下がるも、GAME1でも炸裂した柳田のサーブから東京GBが流れを掴む。終盤にかけてリードを広げた東京GBは、今季限りでの引退を表明している選手を続々とコートイン。24点目をMB武藤鉄也のブロックで、25点目をOH星野秀知のスパイクで得点した東京GBは第4セットを奪取し、セットカウント3ー1で勝利を収めた。
サーブから主導権を握った東京GBが、レギュラーシーズン最後のホームゲームを勝利で飾ることとなった。一方、今節で悔しい2連敗を喫した日鉄堺BZはチャンピオンシップ進出ならず。
東京GBの次戦は4月18日(金)に行われるチャンピオンシップのクォーターファイナル。岡崎中央総合公園 武道館にてジェイテクトSTINGS愛知とのアウェー戦に挑む。一方、日鉄堺BZの次戦は4月12日(土)にリクルートスタッフィング リック&スー旭川体育館にてヴォレアス北海道とのアウェー戦となっている。
■試合結果
東京グレートベアーズ 3―1 日本製鉄堺ブレイザーズ
第1セット 25―22
第2セット 25―18
第3セット 22―25
第4セット 25―16