4日、一般社団法人SVリーグ(SVL)は韓国バレーボール連盟(KOVO)と提携を締結したことを発表した。

 提携に合意すると共に4日に調印式を実施。提携締結については、両国間のバレーボールの交流やリーグの発展のため相互に協力することを目的としており、主な合意内容は両国間の選手移籍の活性化、ノウハウの共有、定期的な交流としている。なお、SVLが他国のリーグと提携締結をするのは今回が初めての事案だ。

 SVLのチェアマンである大河正明氏はコメントを発表している。

「この度、韓国・KOVOとの提携が実現したことを大変嬉しく思います。これまでKOVOとは日韓V.LEAGUE TOP MATCHの開催や、SV.LEAGUE所属クラブのKOVOカップへの出場などを通じて、両国の交流を深めてきました」

「また、KOVOのリーグ方式や試合運営においては独自の運用がなされており、世界最高峰を目指すSVLにとって非常に参考になる点が多く、そうした優れた要素も積極的に取り入れていきたいと考えています。今後も両国のリーグおよびバレーボールのさらなる発展のため、より密接に連携しながら交流を深めていきます」

 また、KOVOのコミッショナー、趙源泰(チョ・ウォンテ)氏もコメントを発表している。

「昨年、私たちは「GLOBAL KOVO」という目標のもと、様々な取り組みを発表しました。その一環として、日本のSV.LEAGUEとのMOU締結を計画し、本日こうして実現できたことを、大変嬉しく思います」

「本MOUの最大の目的は、両国の緊密な交流と協力を通じて、バレーボールの発展を促進することです。お互いの知見を共有し、定期的な年間大会やイベントを開催することで、韓国Vリーグと日本のSV.LEAGUEの明るい未来への第一歩となることを願っております」

 昨年まで男子日本代表の監督を務めたフィリップ・ブラン氏の新天地にもなった韓国Vリーグ。この提携で互いにどのような効果を生み出すのか、注目が集まる。

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VOLLEYBALL KING 編集部

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