[写真]=Lega Pallavolo

 6日(日)にセリエA男子のプレーオフ5~10位決定戦の1回戦が行われ、大塚達宣が所属するミラノはレギュラーシーズン4位のヴェローナと対戦した。

 レギュラーシーズン6位のミラノはプレーオフに進出したものの、準決勝でレギュラーシーズン3位のチヴィタノーヴァに1勝3敗で敗れ敗退、準決勝に進出することはかなわず5~10位決定戦へと回った。

 この5位~10位決定戦では、プレーオフ準々決勝で敗退したチステルナ、モデナ、ヴェローナ、ミラノとレギュラーシーズン9位のパドヴァ、10位のグロッタッツォリーナ含めた6チームが、総当たり戦で各チーム5試合をレギュラーシーズン上位のチームのホームで戦い、上位4チームがトーナメント戦となる準決勝へと進出。5位のチームには来シーズンのCEVチャレンジカップの出場権が与えられる。

 ヴェローナ戦の第1セット、先発出場を果たした大塚は序盤からコート中を走りボールをつなぐなど守備で貢献する。拮抗した展開が続く中、大塚の攻撃から2点差をつけたミラノはそのリードを保って中盤を迎える。ヴェローナが追い上げを見せ20ー20の同点となるが、大塚のブロックポイントでマッチポイントを奪うと、最後も大塚が相手スパイクをブロックし25ー23で第1セットを先取した。

 第2セットもスタートから出場した大塚に開始早々トスが託されるがなかなか決まらず。ミラノはヴェローナに先制点を許す。序盤は食らいついたミラノだが中盤に入り、12ー18と点差が開いてしまう。ミラノはミドルブロッカーのエドアルド・カネスキのブロックやスパイクで2点差まで詰め寄るが、ヴェローナの多彩な攻撃に苦しみ第2セットを落とした。

 続く第3セットもスタートからコートに立った大塚。出だしからサイドアウトの奪い合いとなる。ミラノはサービスエースでポイントするも、その後サーブミス、攻撃ミスから徐々に点差が広がっていく。大塚が3枚ブロックを掻い潜っての得点や、隙をついたフェイントで得点したミラノは1点差まで詰め寄るが、ミラノはサーブでヴェローナを崩すことができず、23ー25でこのセットも落とした。

 ミラノにとって後がない第4セット。序盤の長いラリーを制したミラノが主導権を握って試合を進める。大塚はスパイクを叩き込んで10ー7とリードを広げる。何とかこのセットを奪いたいミラノは2点差をつけたまま先に20点台に乗せるも、終盤にきてヴェローナにサービスエースを許し、22ー22の同点に追いつかれる。サーブで狙われながらも丁寧なサーブレシーブをセッターに返す大塚は、自身で攻撃するもブロックに阻まれる。最後はヴェローナのオポジット、ノウモリ・ケイタが高い位置からのスパイクをミラノのコートに叩きつけ、23ー25で第4セットが終了。セットカウント1ー3でミラノは敗北を喫した。

 大塚はすべてのセットに出場しブロックポイント2点を含む11得点を獲得する活躍を見せたが、ミラノは初戦を落とす結果に。続く2回戦は13日(日)3:00からレギュラーシーズン7位のモデナと対戦する。

■試合結果

ミラノ 1ー3 ヴェローナ

第1セット 25ー23

第2セット 22ー25

第3セット 23ー25

第4セット 23ー25