V.LEAGUE MEN EAST(Vリーグ男子東地区)の東京ヴェルディは5日、、オポジットの時田晃佑(24)、アウトサイドヒッターの山下泰征(25)、ミドルブロッカーの安井佑哉(26)、リベロの坂上幹太(22)、セッターの奥村竜樹(24)の5選手が今シーズン限りで退団することを発表した。クラブ公式サイトが伝えている。

 時田と山下は現役引退、安井は公益財団法人日本バレーボール協会(JVA)未登録で退団、坂上と奥村は自由契約になる。

 時田は法政大学卒業後の2023年に東京Vへ入団。在籍2シーズン目となる今季はリーグ戦の中盤から終盤にかけてケガで出場機会を減らしたが、合計173得点をあげていた。

 立志舎高校出身の山下は今季から東京Vへ入団したものの、1シーズンで現役を引退することとなった。今季は2試合でベンチ入りしていた。

 安井は大東文化大学を卒業後、千葉県を中心に活動している社会人男子6人制バレーボールチームのAmethystなどを経て、今季から東京Vへ入団したものの出場はなかった。

 坂上は徳島科学技術高校を卒業後、千葉県の9人制バレーボールチームの住友化学を経て2022年に東京Vへ入団。在籍3シーズン目となる今季は多くの試合で先発出場し、正リベロとして活躍した。

 奥村は東亜大学を卒業後、2023年に東京Vに入団。在籍2シーズン目となる今季は11試合でベンチ入りし、アタックで1点を獲得していた。

 安井を除く4選手は、クラブ公式を通じて以下の通りコメントを発表している。

・時田晃佑

「この度、東京ヴェルディを退団することとなりました。約2年間という短い期間ではありましたが、Vリーグという素晴らしい舞台でバレーボールができたことを心から幸せに思います」

「今シーズンは、怪我や学業の関係で思うようにバレーボールに専念できない時期もありましたが、選手・スタッフの皆さん、そして日頃から温かく応援してくださったサポーターの皆さまの支えのおかげで、最後まで戦い抜くことができました。本当にありがとうございました。また、どこかで皆さまとお会いできるご縁があれば嬉しいです」

・山下泰征

「1シーズンのみとなってしまいましたがお世話になりました。今後も東京ヴェルディバレーボールチームの応援宜しくお願いします」

・坂上幹太

「この度東京ヴェルディを退団する運びとなりました。3シーズンと短い期間でしたが、色んな人と出会え、色んな人の考え方を聞けとてもいい経験になりました」

「また個人的に差し入れや応援などしてくださったファンの皆様最後直接ご挨拶できず申し訳ございませんでした。僕自身まだバレーボールはしていくので、またどこかで会えたらその時はよろしくお願いします!ありがとうございました!」

・奥村竜樹

「この度、東京ヴェルディバレーボールチームを退団することになりました。沢山のご声援ありがとうございました。引き続き奥村竜樹の応援よろしくお願いします!」

 今シーズンのVリーグ男子東地区を2勝26敗の最下位で終えた東京V。インターン生の高宮エヴァン、中村來太郎、森口永大に加え、東京グレートベアーズのビーチバレーボールチームからレンタル加入していた渡辺周馬の契約期間満了も発表されており、来シーズンに向けて大きくチームを刷新することとなりそうだ。