大同生命SV.LEAGUE MENのチャンピオンシップ クォーターファイナルGAME1が18日(金)に行われ、岡崎中央総合公園 武道館にてジェイテクトSTINGS愛知と東京グレートベアーズが対戦した。
長かったレギュラーシーズン(RS)を終え、ついに迎えたチャンピオンシップ。RSの対戦成績は5勝1敗でSTINGS愛知が勝ち越しているものの、4試合がフルセットの激闘となっているこの対戦カード。RSを26勝18敗の4位で終え、クォーターファイナルのホーム開催を勝ち取ったSTINGS愛知は、セミファイナル進出に向けて好発進を切りたいところ。一方、創部3年目で初のチャンピオンシップ進出をもぎ取った東京GBは、RSを23勝21敗の5位で終えた勢いそのままセミファイナルへ歩みを進められるか。
STINGS愛知はアウトサイドヒッター(OH)にトリー・デファルコとリカルド・ルカレッリ、ミドルブロッカー(MB)に髙橋健太郎と村山豪、セッター(S)に関田誠大、オポジット(OP)に宮浦健人、リベロ(L)に小川智大をスタメンに起用。
対する東京GBはOHにアレックス・フェレイラと後藤陸翔、MBに大竹壱青と伊藤吏玖、Sに今橋祐希、OPにマチェイ・ムザイ、Lに古賀太一郎をスタメンに起用した。
第1セットは序盤、ブロック&ディフェンスから両サイドのスパイクで得点するSTINGS愛知がリードする。東京GBがムザイのサーブから点差を縮めたものの、STINGS愛知の3点リードでテクニカルタイムアウトを迎える。中盤もSTINGS愛知は宮浦のコースを狙ったサービスエースや、安定感のある攻撃でリードを広げていく。さらに関田にもサービスエースが飛び出し、20ー12と大きく点差が開く。流れを変えるべく後藤をOH柳田将洋に変更した東京GBだったが、手を緩めないSTINGS愛知を相手に反撃のきっかけを掴めず。STINGS愛知が大差でセットを先取する。
第2セットは序盤からSTINGS愛知のルカレッリに、東京GBの大竹に2本のサービスエースが生まれる白熱した展開となる。STINGS愛知がリードを広げていくも、サーブに勢いの出始めた東京GBが伊藤のネットインサービスエースで9ー9の同点とする。その後、逆転に成功した東京GBの2点リードでテクニカルタイムアウトに入る。中盤、古賀を軸としたディフェンスが機能し始めた東京GBは調子を上げてきた後藤を中心にリードを広げていく。しかし、またもやルカレッリのサーブからブレイクしたSTINGS愛知は1点差まで詰め寄る。20点以降も一進一退の攻防が続く中、逆転したSTINGS愛知がロングラリーを制し、先にセットポイントを握るも試合はデュースにもつれ込む。30点を超える熱戦を、最後はデファルコのパイプ攻撃でSTINGS愛知が取り切った。
第3セットはツーアタックでの得点や、的を絞らせないトスワークを見せる今橋を中心に東京GBが一歩リードする入りとなる。すかさずSTINGS愛知が同点とするも、東京GBの2点リードでテクニカルタイムアウトに突入する。中盤は東京GBがリードを保つが、STINGS愛知も離されずにすぐ後ろを追いかける。しかし大竹のサービスエース、ムザイのブロックで均衡を破った東京GBは22ー15まで一気に点差を広げる。サーブから完全に流れを掴んだ東京GBは、25ー16でセットを取り返した。
第4セット序盤は長いチャレンジを挟んだ後、宮浦にサービスエースの飛び出したSTINGS愛知が前に出る。東京GBが連続ブロックで7ー7の同点とすると、以降は拮抗した展開が続く。見どころ満載のラリーを繰り広げながら入った中盤、ここまで何度もブレイクを演出した伊藤のサーブから東京GBがリードを広げる。両レフトでサイドアウトを取る東京GBに対し、STINGS愛知は点差を離されず食らいつく。すると20点以降、粘り強いディフェンスから相手のミスを誘ったSTINGS愛知が逆転に成功する。サイドアウトを重ねたSTINGS愛知、最後はまたもやデファルコのパイプ攻撃で得点し第4セットを取り切った。
東京GBのサーブに苦しみながらも、要所でブレイクを掴み取ったSTINGS愛知がチャンピオンシップ クォーターファイナルのGAME1を勝利で飾った。次戦のGAME2は19日(日)に同じくSTINGS愛知のホームで行われる。
■試合結果
ジェイテクトSTINGS愛知 3ー1 東京グレートベアーズ
第1セット 25ー16
第2セット 31ー29
第3セット 16ー25
第4セット 25ー23