[写真]=Lega Pallavolo

 19日(土)にセリエA男子のプレーオフ5~10位決定戦の3回戦が行われ、大塚達宣が所属するミラノはレギュラーシーズン9位のパドヴァと対戦した。

 レギュラーシーズン(RS)6位のミラノはプレーオフに進出したものの、準々決勝でレギュラーシーズン3位のチヴィタノーヴァに1勝3敗で敗れ、準決勝に進出することはかなわず5~10位決定戦へと回った。

 この5位~10位決定戦では、プレーオフ準々決勝で敗退したチステルナ、モデナ、ヴェローナ、ミラノとRS9位のパドヴァ、10位のグロッタッツォリーナ含めた6チームが、各チーム5試合の総当たり戦をRS上位チームのホームで行う。この総当たり戦の上位4チームがトーナメント戦となる準決勝へと進出。5位になったチームには来シーズンのCEVチャレンジカップの出場権が与えられる。

 プレーオフ5~10位決定戦の開幕から2連敗中のミラノは、3回戦でパドヴァとホームで対戦した。大塚が先発出場を果たした第1セットは拮抗した入りとなるも、サービスエースで勢い付いたミラノがリードを奪って中盤に入る。大塚は安定感のあるサーブレシーブや、パイプ攻撃を見せる。中盤に点差を広げたミラノは終盤までリードを保ち、セットを先取する。

 続く第2セットも序盤は一進一退の攻防に。大塚はサーブで相手を崩し、ブレイクを演出する。このセットもミラノが先行して中盤に入ると、最大7点までリードを広げる。終盤、パドヴァに追い上げられたミラノだったが逃げ切りでセットを連取する。第3セットもコートにはスタートから大塚の姿が。開始早々、サーブで相手を崩しブレイクに貢献する大塚は、パイプ攻撃での得点や見事なディグを披露する。サービスエースから流れを掴み、前に出たミラノは中盤にかけて大きくリードを広げていく。その後も勢いの止まらないミラノはブロックポイントを量産。25ー15と大差で第3セットを取り、ストレート勝利を飾った。

 ミラノは、プレーオフ5~10位決定戦の1勝目を掴んだと共に連敗を脱出した。大塚は安定感のあるサーブレシーブや粘り強い繋ぎを見せるだけでなく、緩急をつけた攻撃やミスの少ないサーブでもチームに貢献。チーム3位タイの8得点を獲得した。次戦の4回戦では、24日(木)3:30よりRS10位のグロッタッツォリーナと対戦する。

■試合結果

ミラノ 3ー0 パドヴァ

第1セット 25ー22
第2セット 25ー21
第3セット 25ー15