24日、大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)のKUROBEアクアフェアリーズが、梅津憂理(24)が5月末をもって現役を引退することをクラブ公式サイトで発表した。なお、6月1日からはチームフロントスタッフに就任するとのことだ。

 梅津はアウトサイドヒッターで、東九州龍谷高校出身。高校時代には全国高等学校総合体育大会バレーボール競技大会(インターハイ)で全国優勝した経験を持つプレーヤーだ。高校を卒業後はKUROBEに入団し、今季で5シーズン目を迎えていた。昨年9月に外側半月板損傷の大ケガで一時チームを離れたものの、今季は25試合にベンチ入りしていた。

 梅津は公式サイトを通じて以下の通りコメントを発表している。

「いつもあたたかいご声援をいただき、本当にありがとうございます。私、梅津憂理は、今シーズン限りで現役選手を引退することを決断いたしました。小学3年生で出会ったバレーボールに夢中になり、気づけば16年間、全力で走り続けてきました。その中でも、KUROBEアクアフェアリーズで過ごした6年間は、私にとってかけがえのない時間でした。どんなときも私を応援し、見守ってくださったファンの皆さまには、感謝の気持ちでいっぱいです。試合で声援を送ってくださる皆さんの存在が、どれほど心強かったか…言葉では言い表せません。私のプレーや姿勢が、誰かの心に少しでも届いていたとしたら、これ以上うれしいことはありません。

「そして、どんな時もそばで支えてくれた両親。誰よりも近くで私のバレーボール人生を見守ってくれて、本当にありがとう。苦しいときも、嬉しいときも、常に私の一番の味方でいてくれたこと、心から感謝しています。また、黒部エムテック㈱をはじめとする多くのスポンサーの皆様にも心より感謝申し上げます。日々の活動や挑戦を支えていただき、こうして長く競技を続けてこられたのは皆さまのご理解とご支援があってこそです。チームと選手を信じて応援してくださることが、どれほど心強かったか、感謝の気持ちでいっぱいです。」

「一緒に戦い、笑い、泣いた選手のみんなへ。毎試合どんなときも全員で諦めず全力で戦い、勝つ瞬間を全員で喜べたことは私にとって大きな財産になりました。そして、いつも私たちを支えてくれたスタッフの皆さん。プレーヤーとしての自分が安心してバレーボールに集中できたのは、皆さんの存在があったからこそです。裏方の大切さを間近で感じたからこそ、今度は自分がその立場で、選手を支えていきたいと思っています。引退後は、KUROBEアクアフェアリーズのスタッフとして新たなスタートを切ります!立場は変わっても、『梅津憂理らしさ』を忘れず、明るく元気に、チームを盛り上げていきたいです!!これからもKUROBEアクアフェアリーズの一員として、皆さんと一緒にバレーボールを楽しみながら前に進んでいけたらうれしいです。最後にもう一度、心からの感謝を込めて――本当にありがとうございました!引き続き、KUROBEアクアフェアリーズ富山と梅津憂理をよろしくお願いします!」