サントリーサンバーズ大阪は9日、セッターの大宅真樹(30)、アウトサイドヒッターの藤中謙也(31)、アレクサンデル・シリフカ(29)が5月末で退団することを発表した。クラブ公式サイトが伝えている。
大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の初代王者の座を掴んだサントリー。11日からはバレーボールアジアチャンピオンズリーグ男子ジャパン2025(ACL)に出場する。
退団が発表された大宅は、チームの正セッターとしてシーズンを通して活躍。また藤中は出場機会は多くなかったもののキャプテンとしてチームを引っ張った。今シーズンからサントリーに加入したシリフカは選手層の厚いアウトサイドヒッター陣で定位置を確保できず。随所でテクニックを見せていたものの、1シーズンで退団することとなった。
なお、3選手ともACLには出場予定。その後の19日に行われるファン感謝祭のサンバーズフレンズデーにも参加する。
3選手はそれぞれクラブを通じてコメントしている。
■大宅真樹
「日頃よりサントリーサンバーズ大阪へ沢山の応援ありがとうございます。今シーズンをもってサンバーズを退団することになりました。この7年は間違いなく僕の財産になりこれからのバレーボール人生の大きな支えになる時間だったなと感じます。リーグ、天皇杯、黒鷲旗と全ての大会でタイトルをとれたこと。アジアでも優勝できたこと。さらに世界で3位になれたこと。結果だけをみると誰もが経験出来ることではないことを成し遂げたと思ってます」
「サンバーズで世界一に挑戦することができなくなってしまったことがたった一つの心残りにはなりますが、絶対に世界一のクラブになってくれることを僕も陰ながら応援しています!サンバーズが世界一のチームになるまでファンの皆さん、一緒に応援しましょう!僕のこともすこーしだけでも思い出してこの先も応援してくれたら嬉しいです!本当にありがとうございました」
■藤中謙也
「この度、長年在籍したサンバーズを退団することになりました。思うように結果が出ないときからリーグ優勝、世界3位など様々な経験をすることができ、成長させてもらったチームを離れることに寂しさを感じますが、新たな一歩としてこれまでの経験や技術をもってさらに成長していきたいと思います。苦しいときも嬉しいときもサンバーズと共に歩んでいただいたファンの皆さん、パートナー企業様へ感謝申し上げます。長い間本当にありがとうございました」
■アレクサンデル・シリフカ
「サントリーサンバーズ大阪の一員としてプレーできたことは非常に光栄で、嬉しく思います。皆で成し遂げた事を誇りに思います。長いキャリアの中でも日本での経験は唯一無二のもので、バレーに対し新たな視点を与えてくれ、コート内外で人生において重要な教訓を得ました」
「そして何よりも、ファンの皆様のサポートに心より感謝申し上げます。常に皆様の支えを感じ、温かい応援やメッセージから、たくさんのポジティブなエネルギーをいただきました。日本で過ごした日々はかけがえのない経験でした。いつかまた日本に戻って、ナショナルチームやクラブ等で、再びこの素晴らしい雰囲気の中でプレーできる日が来ることを心から願っています。ありがとうございました!」