28日、V.LEAGUE MEN EAST(Vリーグ男子 東地区)の富士通カワサキレッドスピリッツが、2025ー26シーズンの新体制を発表した。クラブ公式サイトが伝えている。

 2024-25シーズンのVリーグ男子では最終順位7位だった富士通。2003年から監督を務めた山本道彦氏の後任を務めるのは廣本遥新監督(38)。廣本氏は2016年に富士通で現役を終えており、2017ー18シーズンから2022ー23シーズンには同チームのコーチを務めている。

 また、ミドルブロッカーの加藤大雄からキャプテンを引き継いだのはオポジット(OP)の栁田百織(32)。栁田は2023年に一度現役を引退していたが、2024ー25シーズンに電撃復帰を果たすと、主力として活躍を見せていた。なお、副キャプテンにはOP秦俊介(25)が就任している。

 その他、部長は福竹主水氏、コーチは中川剛氏、チーフアナリストは出町虎將氏、アナリストは松尾和真氏が2024ー25シーズンに続いて務めることとなった。また、GMには2024ー25シーズンで監督を退任した山本氏が就任している。

 新監督となった廣本氏とキャプテンの栁田、副キャプテンの秦がクラブ公式サイトを通じて以下の通りコメントしている。

廣本遥監督

「2025ー26シーズン監督に就任いたしました廣本です。初めに、このような機会をいただきました当部関係者皆様に感謝いたします。自分自身のミッションを理解し、部員が仕事とバレーボールの両立を実現できるように私自身が日々努力し、サポートして参ります。就任前は母校である明治大学体育会バレーボール部にてコーチを担当しておりましたが、シーズン中にもかかわらず私の選択に賛同いただいた佐々木理事長、髙橋監督、関係者皆様に感謝いたします。また、職場の皆様や家族の賛同が私の選択を後押ししてくれました」

「チームにおいては、今般の日本のバレーボール界の在り方が変化する中で、バレーボール界における我々のあるべき姿、また企業チームとしてのあるべき姿、そして我々がありたい姿それぞれをどのように融合し形成していくのか、簡単ではない大きな課題がありますが、スタッフ、選手一丸となって取り組んで参ります。最後に、我々はどのような立場であっても、当部スローガンである『明るく、楽しく、そして強く』を体現し、当部を通じて多くの方が笑顔になり、心が豊かになることを念頭に活動して参ります。バレーボール界を盛り上げたい想いは皆様と一緒です。まずは今シーズン、どうぞよろしくお願いいたします」

栁田百織キャプテン

「こんにちは、背番号4の栁田です。私は2022^23に引退し、2024ー25で現役復帰いたしました。まずは、現役復帰に際し、快く受け入れてくれたスタッフ・チームメイト、ファンの皆様に感謝を伝えたいです。ありがとうございます!今季は新監督の下、新たなチームへと変化していくChallengingな年となります。そのタイミングで主将を任せていただけることに、喜びと重圧を感じています。率直にいえば、出戻りの私で良かったのか、という気持ちもありましたが、チーム目標達成のために、覚悟を持って取り組んでいきます」

「必達目標はリーグ優勝です。そして、このチームならそれは必ず達成できます。そのために、『良いチームで強いチーム』を目指します。仕事もプライベートも、必ずバレーにつながりのあるコミュニケーションが生まれます。我々の強みは、バレー以外でも深いコミュニケーションが取れる所だと思います。最後です。バレー最高!応援よろしくお願いします!」

秦俊介副キャプテン

「いつもレッドスピリッツを応援いただき、ありがとうございます。今シーズン、副キャプテンに任命されました背番号21番の秦です。素晴らしい選手がたくさんいる中で選んでいただき、大変光栄に思います。廣本監督、栁田キャプテンのもと、チームスローガンである『明るく、楽しく、そして強く』を今まで以上に体現できるよう、強い責任感を持ってチームを支えていきます。また、日頃から支えてくれている家族、友人、そして熱いご声援を送ってくださるファンの皆様への感謝を胸に、結果という形で恩返しできるよう、今シーズンも全力で戦い抜きます。今シーズンも、レッドスピリッツへの変わらぬご声援をよろしくお願いいたします」