[写真]=Lega Pallavolo

 セリエA男子のミラノが30日、男子日本代表アウトサイドヒッターの大塚達宣(24)と2025ー26シーズンの契約を延長したことを発表した。クラブ公式サイトが伝えている。

 今シーズン、セリエAのレギュラーシーズン(RS)6位だったミラノはプレーオフに進出したものの、準々決勝でRS3位のチヴィタノーヴァに敗戦。5位~10位決定戦にまわると、総当たり戦を3勝2敗の2位で終え、ヴェローナとの準決勝、モデナとの決勝に勝利し、シーズンを5位という結果で終えていた。

 2024年にミラノに加入した大塚は、シーズン序盤こそ負傷していたものの、後半は存在感を発揮。レギュラーシーズンを通して19試合に出場し、51得点を挙げていた。

 海外挑戦2年目を迎える大塚だが、契約延長にあたりクラブのインタビューに応じ、1年目のシーズンで最も成長したと感じる点と技術面についての取り組みについて、「イタリアのリーグはフィジカルが強く、競争が激しい。自分の限界を自覚していたし、大きく成長しなければならないと思っていた。このシーズンでは監督やチームメイトから、特にアタックとサーブについて、貴重なアドバイスをもらった」と、イタリアでの成長を語った。

 さらに来シーズンの目標については、「新しいチームメイトの加入で、チームは今シーズンとは違ったものになるはずです。チームが団結しバランスを取れるようにすることが目標で、今年は達成できなかったコッパ・イタリアとプレーオフの準決勝進出を目指したいです」と意気込んでいる。