[写真]=大同生命保険株式会社

 2024年10月にいよいよ開幕する大同生命SV.LEAGUE(SVリーグ)。4月に大同生命保険株式会社がリーグのタイトルパートナーになることが決まり、7月には一般社団法人SVリーグ(SVL)のチェアマンに大河正明氏が就任することが決まった。

 今回、SVLの大河チェアマンと大同生命の北原睦朗社長が対談を実施。開幕に向けて、今の心境やリーグへの想いを語った。

――まず大河さんにお伺いさせていただきたいと思いますが、チェアマンとしてSVリーグにかける意気込みを教えてください。

大河チェアマン「スポーツというのは夢や希望といった力を持っていると思っています。選手や関係者の社会的地位向上やスポーツの地位向上への思いもあり、この仕事をやらせていただいています。情熱と覚悟は持ちながら、冷静に判断をしてやっていきたいと思っています。我々の夢やリーグの意義を伝えていくことが私の仕事だと考えていますし、SVリーグを日本スポーツ界でメジャーなリーグにしていきたいと思います」

――大河チェアマンはこれまでJリーグやBリーグの発展にも寄与されてきましたが、今回のSVリーグとの違いはありますか。

大河チェアマン「JリーグやBリーグの発足時は、どちらも今ほどメジャーなスポーツではありませんでした。その点、バレーボールは競技人口も多く、ファンも多くてポテンシャルや潜在能力がものすごくあるけど、それが顕在化していないスポーツの代表例だと思います。そんなポテンシャルの塊であるバレーボールのリーグを、ビジネス面も含めて発展させていきたいと思います。ただ、僕一人でできることは限られていますし、リーグの仲間、クラブの仲間、そしてパートナーやメディアの方や支援してくださる行政の方たちのご協力を得て、はじめて成し遂げられる仕事だと考えています」

――人気もあるバレーボールの国内リーグであるSVリーグのタイトルパートナーになられたわけですが、北原社長はバレーボールというスポーツにどんなことを感じてらっしゃいますか。

北原社長「バレーボールは東洋の魔女の頃からの歴史がありますし、日本人の中に潜在的に染み込んでいるスポーツだと思います。歴史的な背景もあり、今の時代になって改めて人気が出てきていると受け止めています。バレーボールは日本人の中にしっかりと根づいていて、見る人が引き込まれるスポーツだと思います。そのバレーボールを応援する機会をいただいて、大変光栄でありがたく思っています」

――今のお話にもありましたように、最近はバレーボール界がかなり盛り上っているように思いますが、お二人は今のバレーボール界の盛り上がりをどのように捉えていらっしゃいますか。

大河チェアマン「経営者として今の追い風をうまく利用したいという気持ちもありますが、どこかでこの追い風がなくなってしまった時にもSVリーグはしっかりと根付いていないといけない。しっかりと地域に根差しながら、2030年には世界最高峰のリーグになるという目標に向かって着実に進めていきたいと思っています」

北原社長「本当に素晴らしいと思います。バレーボールはやはり伝統的なスポーツですし、日本人に合ったスポーツだと私は思っています。ある程度プレーの流れが決まっていて、点数の入り方もわかりやすいというのは、日本人の感性に合っていて、それが競技の人気にもつながっていると思います。そのバレーボールの¬国内リーグとしてSVリーグが長く続いていくことになりますから、我々は国内リーグを盛り上げていくことに専念するつもりです」

――北原社長は、SVリーグのタイトルパートナーとしてどんなことを実現したいとお考えでしょうか。

北原社長「一番は大河さんが考えられている夢の実現をサポートしていきたいです。世界最高峰のリーグになるという2030年に向けての夢を我々も一緒に見たいという気持ちです。もちろんSVリーグを通じて当社の名前を知る人が増えてほしいという思いもありますが、スポーツを通じて、バレーボールの国内リーグを通じて、地域の方々や日本を元気にしていきたいと思います」

「当社は全国に支社があり、中小企業経営者がお客さまです。地元愛が強く、発信力のある方が多くいらっしゃいます。また、代理店である税理士の先生方が地域に根差した活動をされていますので、そういう方々にも一緒に応援をしていただくことで、バレーボールがより拡がっていくと思います」

――北原社長の言葉を聞いて、大河チェアマンはどう思われますか。

大河チェアマン「本当にありがたいと思いますし、まずは大同生命さまの社員のみなさんにそれぞれの地元のチームとSVリーグ全体のファンになっていただきたいです。そして、大同生命のお客さまである地元愛のある中小企業の方から応援されるリーグになっていきたいです」

――また、リーグのスタート時からタイトルパートナーがついていることはなかなかないことだと思いますが、どう価値を返していこうとお考えでしょうか。

大河チェアマン「我々のミッションやビジョンを支援していただくことによって、我々がさらに大きく成長して、世界最高峰のリーグ、強く広く社会と繋がっていくリーグになるというミッションをしっかりと実行し、大同生命さまが支援したSVリーグによって日本や地域が元気になることで、恩返しができるものだと考えています」

――改めて、今回SVリーグのタイトルパートナーになられて、今いるバレーボールのファンやこれから増えていくであろうバレーボールファンに対して、北原社長は大同生命のどういった部分を伝えていきたいですか。

北原社長「地域の方々を元気にしていきたいということが最も伝えたいメッセージです。自分の地元に応援できるチームができて、応援することが日常の中の変化になって元気につながると思います。応援することの効果はとても大きいと感じていて、場合によっては直接会うこともできる中で、それが今回のタイトルパートナー就任によって実現できるかもしれないということは素晴らしいと感じています」

「また、我々のような保険会社は健康経営を推進していくことも基本的なミッションになっているので、そこに通じるビジョンをしっかり描いていきたいと思っています」

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この記事を書いたのは

村上成

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