バレーボール男子日本代表は、11日に行われたネーションズリーグ2025男子予選ラウンドの男子中国代表戦に3-0(25-23、25-14、25-22)で勝利。ロラン・ティリ新監督にとって最高の船出となった。
試合後、ティリ監督は初采配へのプレッシャーや、短い準備期間での戦略、そして次の男子ポーランド代表戦への意気込みについて語った。
就任後初となったこの試合についてティリ監督は、「とてもストレスの高い試合でしたけど、やっぱり第1試合というのは非常に大切な試合でした」と心境を吐露。一方で「選手たちがいいプレーをして、強い中国に3-0で勝てたということは非常に素晴らしいこと」と満足感をにじませた。
試合前の準備については、親善試合もなく限られた時間の中でできることに絞って焦点を置いたという。「サーブとサイドアウトに力を入れていました」と語り、「このチームにとってサイドアウトは核になるもの。今日はいいパスが返ってきたことで速い攻撃でサイドアウトを取れました」と、試合での成果に手応えを感じている様子だった。
次戦は12日(木)に行われるFIVBランキング(世界ランキング)1位の男子ポーランド代表との一戦。挑戦者としての姿勢を貫くようチームに訴えたという。「今日の試合の前のロッカールームで、天皇杯で(SV、)Vリーグのチームに挑む大学生の気持ちで挑んでもらいたいと言いました」と明かし、「次の試合でも、同じような気持ちで挑んでもらいたい」と語気を強めた。
初戦ということでやや硬さも見られたものの、終わってみればストレート勝ちを収めた新生男子日本代表。ポーランド戦は12日の21:30から行われる予定だ。