[写真]=Getty Images

 2025-26シーズンの新監督として、元女子日本代表の吉原知子(55)を迎えることを2024年4月に発表していた韓国Vリーグ女子所属の興国生命ピンクスパイダース。現在韓国で奮闘する吉原監督が、12日に韓国『スポーツ朝鮮』のインタビューに答えた。

 現役時代は日本のみならずイタリアでもプレーし、女子日本代表の主将を務めた経験もある吉原氏。引退後は、2015年から9シーズンもの間、日本のJTマーヴェラス(現・大阪マーヴェラス)を率い、チームを当時のVリーグ2連覇、皇后杯優勝を果たすなど輝かしい実績を持つが、海外チームの指導は初となる。

 ピンクスパイダーズは、2024-25シーズンはレギュラーラウンド、プレーオフ共に優勝を果たしたチームだが、在籍していた韓国女子バレー界のレジェンド、キム・ヨンギョンが現役引退したことで、全く新たなチームとして2025-26シーズンを迎えることになる。

 吉原監督は、「負担がないといえば噓になるが、これまでチームの中心で活躍してくれていたキム・ヨンギョンが引退したので、これからは若い選手が活躍するチームを作っていきたい」と新たなチーム作りについて意気込んでいる。

 続けて吉原監督が描くバレーボールは?と問われると、「みんなが一緒にするバレーボール」と答え、「みんなで必死にプレーし、攻撃できるようなバレーボールを考えています。チームメンバーがひとつになり熱意をもって、見ている人が応援したくなるチームを作っていければと思います」と話した。

 また、「スピードが最も必要だと思っていて、バレーボールの理解度を高めることも重要な要素だと思います。JTマーヴェラス(現・大阪マーヴェラス)の監督に初めて就任した時と同じような気持ちです」と自身が考える重要な要素を示した。

 そして、「コートの中で何が起こっても諦めない姿勢を持ってほしいです。本人の直感はもちろん、頭で十分に考えるバレーボールをしてくれたら嬉しいです」と選手自身が考えて動くバレーを実行していきたいと話した。

 吉原監督の指導の下、新生ピンクスパイダーズがどんなバレーボールを見せるのか、期待が高まる。

 

 

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VOLLEYBALL KING 編集部

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