15日(日)に行われたネーションズリーグ2025男子の予選ラウンドで、バレーボール男子日本代表は男子オランダ代表相手にストレートで勝利。予選第1週目の中国ラウンドを勝利で終え、オポジットの宮浦健人がU-NEXTのフラッシュインタビューに答えた。
新生日本代表の初戦は、開催国の中国を相手に完全アウェーの中ストレート勝利。第2戦は世界ランク1位の男子ポーランド代表相手に敗れたものの、13日(金)の男子セルビア代表戦をストレートで勝利し、今日のオランダ戦を迎えていた。
この試合でもチーム最多の14得点でチームを勝利に導いた宮浦は、「素晴らしい応援があって本当にいい雰囲気ができているかなと思います」とまずは会場の雰囲気について回答し、続けて今日の試合については「1、2セット目しっかり集中して点を取りたいところで取り切れたと思うんですけど、3セット目ちょっとミスをするところもあって、最後サービスエースを取れたのはいいんですけど、その辺りは課題かなと思います」と冷静に振り返った。
また、3セット目の2連続サービスエースの際に意識したこととしては、「とにかく自分のサーブを打つというところを意識しましたし、まずはトスからしっかりあげるというところも意識しました」と答えた。
この試合で解説を務めた元男子日本代表の福澤達哉さんから、高さのあるオランダのブロック相手に高い決定率を残したことについて、相手ブロックに対してどういった意識でスパイクを打っていたのかと問われると、「相手のミドルブロッカーがかなり高さがあるのでそこを避けながら、サイドの選手も高さはあるんですけど、しっかり通過点を意識してスパイクを打ちました」と自身のプレーを解説した。
そして福澤さんからの「かなりブロックは見えていたのか」という質問に対しては、「そうですね、結構見えていたかなと思います」と回答した。
続けて、「ブロックとブロックの間や相手がクロスに遅れているシーンで的確に打っている印象があったが、中国ラウンド全体を通しての自身のスパイクのパフォーマンスはどうだったか」と尋ねられると、「自分自身、徐々に世界のブロック相手に対応できているところはあると思うんですけど、3セット目ブロックされたときのようにまだまだ課題があると思うので、その辺りはもう1回考えながら修正していきたいなと思います」と自らの課題についても語った。
また、「チームを固める時間が多くなかった中でエースにかかる重圧や取らなくてはいけないポイントで多くトスが集まってきていたと思うが、チームを背負う意識はどうだったか」という質問に対しては、「苦しいときに自分にあがってくると思うんですけど、それ以外にもたくさん素晴らしい選手がいてセッターの大宅(真樹)さんも良い状況で自分に託してくれているので、すごくみんなに助けてもらっていますし、苦しいときこそ自分がなんとか踏ん張って頑張ろうという意識を持ってやっています」と答えた。
さらにネーションズリーグを通してどんなところを伸ばしていきたいかと問われると、「スパイク、ブロック、サーブはもちろんなんですけど、ディフェンスも頑張ってすべてのスキルにおいてもう一段階二段階、レベルアップしていきたいなと思います」と意気込みを見せた。
そして得点後のパフォーマンスについては「自分自身がまずは感情的にもパフォーマンス的にも盛り上がって気持ちを高めていかないといけないので、その辺りは意識しながら、まずは自分自身の勢いをあげられるようにというところを意識しながらやっています」と、自身を鼓舞する気持ちで行っていることを明らかにした。
次戦からは舞台をブルガリアに移して戦うこととなる。そのブルガリアラウンドの初戦は25日(水)に世界ランキング17位の男子ブルガリア代表との対戦になるが、宮浦は「チームとしても個人としても試合を通して成長していっていると思うので、そこをまず止めずにそれぞれが高い向上心を持って次のラウンドに向かいたいと思います」とチーム全体についても語った。