16日、ポーランドリーグのザクサが男子ポーランド代表オポジットのバルトシュ・クレク(36)の退団を発表した。クラブ公式サイトが伝えている。
長きにわたりポーランド代表の一員として活躍しているクレク。2018年の世界選手権ではチームの優勝に貢献し、自身もMVPを獲得した。クラブキャリアでは、母国ポーランドやセリエAなどヨーロッパを渡り歩いた後、2020年に日本のウルフドッグス名古屋へ入団。2022-23シーズンにはチームを7シーズンぶりのトップリーグ優勝に導き、最高殊勲選手賞とベスト6を獲得していた。
WD名古屋に4シーズン在籍した後、2023-24シーズンをもって退団。2024-25シーズンは母国に戻りポーランドリーグの強豪ザクサでプレーしたが、チームはリーグ戦で5位、ポーランド・カップで準々決勝敗退と悔しい結果に。クレク自身も開幕戦で目を負傷するなど難しいシーズンとなり、1シーズンでの退団が決まった。
クレクはクラブを通じてコメントしている。
「今シーズンの自分にとって最大の課題は、初戦で不運にもボールが当たってしまった後のコンディションの回復です。この状況は非常に悔しいものでした。特に長い間コートでチームを助けることができなかったので、多くの忍耐力が必要でした。プロのアスリートにとって、それは常に最も困難な経験の1つです。長期離脱からの復帰は非常に厳しいプロセスでした。ケガをした当時は体を動かすことができなかったので、事実上すべてをゼロから始めなければなりませんでした。幸いにも、素晴らしいトレーニングスタッフのサポートのおかげですぐに軌道に乗ることができました」
「今シーズンはもっといい結果を残せるチャンスが何度かあったと思います。残念ながらそれを生かすことはできませんでしたが、この不運なシーズンを経てクラブは軌道に乗ると確信しています。来年、ザクサは正しい地位を取り戻すと信じています」
代表やクラブでチームをけん引するクレクの今後に注目が集まる。