大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の東京グレートベアーズが18日、男子ポーランド代表オポジットのバルトシュ・クレク(36)と2025-26シーズンの選手契約を締結したことを発表した。背番号は1を着用する。
長きにわたりポーランド代表の一員として活躍しているクレク。2018年の世界選手権ではチームの優勝に貢献し、自身もMVPを獲得した。クラブキャリアでは、母国ポーランドやセリエAなどヨーロッパを渡り歩いた後、2020年に日本のウルフドッグス名古屋へ入団。2022-23シーズンにはチームを7シーズンぶりのトップリーグ優勝に導き、最高殊勲選手賞とベスト6を獲得していた。
WD名古屋に4シーズン在籍した後、2023-24シーズンをもって退団。2024-25シーズンは母国に戻りポーランドリーグの強豪ザクサでプレーしたが、チームはリーグ戦で5位、ポーランド・カップで準々決勝敗退と悔しい結果に。クレク自身も開幕戦で目を負傷するなど難しいシーズンとなり、1シーズンでの退団が決まっていた。
2年ぶりの日本復帰を決めたクレクはクラブを通じてコメントしている。
「東京グレートベアーズファンのみなさん、こんにちは。このたび東京グレートベアーズに加わり、2025-2026シーズンをこのチームで戦えること、そして再び日本のリーグに戻ってこられたことをとても嬉しく思っています。自分の姿勢、努力、そしてこれまでの経験を活かしてチームの成長に貢献し、日本のトップチームたちと肩を並べて競い合えることを願っています。我々としても、みなさんにたくさんのワクワクを届けられると確信しており、みなさんのサポートがあれば、コートで全力を出し切れると信じています。ぜひ一緒に頑張りましょう。それでは、会場でお会いできるのを楽しみにしています」
また、東京GBを率いるカスパー・ヴオリネン監督もコメントしている。
「バルテックは、現代バレーボール界を代表するオポジットの一人です。勝利への執念、日々成長しようとする姿勢、そして自らとチームを前向きかつ建設的に引き上げる力は、類を見ない特別なものです。優れた人格の持ち主であるだけでなく、世界で最も高い効果率を誇るオポジットの一人でもあり、東京グレートベアーズに新たな高みをもたらしてくれる存在として、大きな期待を寄せています」