セリエAのペルージャに主力が続々と合流している。23日にクラブが公式SNSで伝えている。
2023-24シーズンに、リーグ、イタリア杯、イタリア・スーパー杯、世界クラブ選手権を制した最強王者のペルージャ。2024-25シーズンは男子日本代表の石川祐希も加入する。
石川は20日にチームに合流していた中、昨シーズンの主力選手たちもついにチームに合流した。合流したのは、パリ2024オリンピック(パリ五輪)で準優勝を飾ったポーランド代表のアウトサイドヒッター(OH)カミル・セメニウクと、パリ五輪の準々決勝で日本代表が惜しくも敗れたイタリア代表のミドルブロッカー(MB)ロベルト・ルッソとセッター(S)のシモーネ・ジャネッリの3人。昨シーズンの最強チームの主力メンバーだ。
セメニウクは2022-23シーズンからペルージャに所属しており、身長は194センチとアタッカーの中では小柄ながらも攻守にバランスの取れたオールラウンダーな選手。今年のネーションズリーグの予選ラウンドで男子日本代表と対戦した際には石川とのツーショット写真も自身のインスタグラムに投稿しており、石川とはOHのポジションを争う可能性もあるが、今季の共闘を期待させていた。
一方のルッソは、207センチの長身を活かしたブロックに思い切りのいいサーブが特徴の選手で、パリ五輪の準々決勝の日本戦で最後の1点を取った選手でもある。
そして、ジャネッリは世界最高峰のセッターと名高い選手であり、トスワークもさることながら、200センチという長身でセッターながらもブロックやツーアタックで点を取ることができる。イタリア代表ではキャプテンを務め、パリ五輪では司令塔としても主将としてもチームを引っ張る姿が見られた。
ペルージャは、シーズン開幕前にポーランドのLKPSルブリンとの親善試合を予定している。昨シーズンの主力であったポーランド代表のOHウィルフレド・レオンが退団し、今季から石川やアルゼンチン代表のMBアグスティン・ロセルが入団した中、どのようなチームに仕上げてくるのだろうか。世界中のバレーボールファンが見守っていることだろう。