26日にバレーボールネーションズリーグ(VNL)2025男子の予選ラウンド第2週の初戦が行われ、バレーボール男子日本代表は男子ブルガリア代表と対戦した。
中国で行われた予選ラウンド第1週を3勝1敗で終えた男子日本代表。予選ラウンド第2週の初戦では、開催国の男子ブルガリア代表と激突することに。FIVB世界ランキング17位の男子ブルガリア代表は、予選ラウンド第1週を2勝2敗で終えている。
男子日本代表はここまで同様、オポジット(OP)に宮浦健人、リベロに小川智大を先発起用。セッター(S)には、今大会で初めて永露元稀がスタートから選出される。アウトサイドヒッター(OH)には大塚達宣と甲斐優斗、ミドルブロッカー(MB)には村山豪と佐藤駿一郎をスタートから起用した。
第1セットの序盤、日本は高いブルガリアを相手に4連続得点を奪われ、一気に先行される。ブロック&ディフェンスから得点し、流れを引き寄せる日本は13-12で前に出る。中盤はサイドアウトの応酬に。拮抗した展開が続く中、日本リードの19-18の場面では、S大宅真樹とOP西山大翔を2枚替えで投入する。その後、西山の強烈なサーブからブロックポイントを決めた日本は、23-20とリードを広げる。先にセットポイントを握った日本だが、ブルガリアのエースであるアレクサンダル・ニコロフの猛攻が襲い掛かり、デュースに持ち込まれる。最後は、アレクサンダル・ニコロフの弟で身長207センチのSシメオン・ニコロフがツーアタックを決め、第1セットを先取される。
続く第2セットも、攻守で高さを活かすブルガリアにリードを許す入りに。甲斐のサーブから7-5とリードを奪った日本だが、すかさずブルガリアに追いつかれる。流れを変えたい日本は永露を大宅に、大塚をOH富田将馬に変更。一進一退の攻防の中、日本はミスによる失点でブレイクを許し、流れを奪われる。ブルガリアの連続得点を止めるべく、村山に代わりOH山崎彰都がコートイン。山崎は、サービスエースでその起用に応えてみせた。以降、相手にセットポイントを握られながらも粘りを見せた日本だったが、第2セットも落とす結果となった。
第3セット、2セットダウンで後がない日本は大宅をスタートから起用する。さらに大塚に代わって富田もセット開始後すぐにコートイン。このセットも序盤は、勢いの止まらないブルガリアに先行される。相手の強烈なサーブから一気にリードを奪われた日本は、流れを変えるべくMB三輪大将と永露、西山を投入する。三輪にとって、これが代表デビューとなった。中盤、日本は連続ブレイクを決めるも、大きく開いた差を縮められない。その後も勢い付いたブルガリアを止めることは出来ず、日本はセットカウント0-3で悔しい敗戦となった。
サーブやレセプションがなかなか機能しなかった日本は大アウェーの中でストレート負けを喫した。日本は次戦、6月26日(木)21:00よりFIVB世界ランキング2位で前回大会王者の男子フランス代表と対戦する。男子フランス代表は今大会ここまで、3勝2敗という結果になっている。
■試合結果
日本 0-3 ブルガリア
第1セット25-27/第2セット23-25/第3セット19-25