男子バレーボール日本代表は29日(日)、ネーションズリーグ2025男子の予選ラウンドで男子スロベニア代表と対戦し、セットカウント3-0(27-25、25-15、25-16)で勝利した。
予選ラウンド第2週のブルガリアラウンド最終戦となる試合で強敵相手にストレートで完勝を収めた日本。オポジットの宮浦健人はフル出場すると、試合を通して2本のサービスエースを含む最多17得点の活躍でエースとしてチームを勝利に導いた。
その宮浦は試合後にU-NEXTのインタビューに応じると、「まずは今日の試合に勝ててうれしいですし、特に1セット目の難しい展開を取り切れたことは本当にうれしく思います」と、接戦となった1セット目を制したことが、勝利を引き寄せたと振り返った。コンディションについても「どの試合も疲労は感じることなくやれているので、いい感じかなと思います」と、不安を払しょくした。
27日(金)の男子ウクライナ代表戦ではフルセットの末に惜敗。「本当にもったいない負け方をしてしまった」と悔しさをにじませつつも、スロベニア戦では「どんな展開でも隙を見せない」ことを意識し、チームとして戦い抜いた。結果的に、2セット目以降は相手を圧倒する完勝劇につながった。
大会を通してエースとしてプレーしている宮浦だが、チームの成長については「たくさんのメンバーが出場していますし、それぞれが結果を残している。本当にいい経験ができていると思いますし、チームの層が厚くなっていると感じます」と語り、多様なメンバー構成でも良い戦いを続けるチームを誇った。
次に控えるのは、日本のファンの前で戦うホームラウンド。「ファンの皆さんの前で試合ができるのが楽しみ」と笑話し、「強豪揃いなので、応援でプッシュしていただきたいですし、自分たちも頑張っていきたい」と呼びかけた。
今大会の戦績を5勝3敗とした日本は、約2週間の休養の後、7月16日(水)に開幕する日本ラウンドでまずは男子ドイツ代表と対戦する。