男子バレーボール日本代表は17日(木)、ネーションズリーグ2025男子の予選ラウンドで男子アルゼンチン代表と対戦し、セットカウント3-2(23-25、23-25、 25-21、 25-23、15-13)で勝利を収めた。
アルゼンチン相手に接戦で2セット落とし、後がない状況からの大逆転で勝利を収めた日本。リリーフサーバーとしてコートに立った甲斐優斗は、16日(水)の男子ドイツ代表戦に続きサービスエースを決める活躍。強心臓でチームの勝利に貢献した。
痺れる場面での起用だったが、甲斐は「緊張は全然してないですね」といつも通り。「どんな場面で出されてもいける準備はしているので、終盤であればあるほど自分自身は燃え上がるタイプなので、試合自体を楽しめてるかなと思います」と語った。
また緊迫した場面でも笑顔を崩さない甲斐。「その展開を自分自身楽しんでる部分があるので、自然と笑顔になってるのかなと思います」と度胸満点だ。
第4セット終盤にサービスエースを取った場面については、「(相手の)アウトサイドを狙うところは意識してましたけど、あとは思いっ切り打つだけだと思っていたので、それ以外は特に意識しなかった」ということだ。
リリーフサーバーとして信頼を得ている甲斐だが、その視線はさらに先を見据る。「もちろんスタメンで出たい気持ちはありますし、ロス(五輪)に向けてもっともっと自分を上げていかないといけない。試合に出ることで監督へのアピールにもなるので、出場機会を求めてやっていきたい」と力強く語った。
頼れる若き大砲のさらなる進化から目が離せない。