24日にバレーボールネーションズリーグ2025女子の準々決勝が行われ、バレーボール女子日本代表が女子トルコ代表と対戦した。
いよいよ、負けたら終わりの決勝ラウンドが幕を開けた。予選ラウンドを9勝3敗の3位で終えた日本は、FIVB世界ランキング6位のトルコと準々決勝で激突。トルコは今大会、予選ラウンドを8勝4敗で6位で終えている。
そんな日本はアウトサイドヒッター(OH)に石川真佑と佐藤淑乃、そして和田由紀子、セッターに関菜々巳、ミドルブロッカーに島村春世と宮部藍梨、リベロに福留慧美と小島満菜美をスタメン起用した。
注目の第1セットは序盤、石川の狙いを定めたサーブから勢い付く日本がリード。安定したレセプションやブロック&ディフェンスから攻撃を展開する日本は、ダブルスコアまで点差を広げる。その後も、粘り強い繋ぎから両サイドの攻撃を軸に得点を重ねる日本。しかし、徐々に落ち着きを取り戻したトルコにじわじわと点差を詰め寄られる。20点以降、相手にブレイクされながらもリードを保った日本が、第1セットを取る。
続く第2セット、日本に相手の高い壁が立ちふさがる。一時は同点に追いついた日本だが、中盤にかけてトルコの猛攻が襲い掛かる。完全に流れを掴んだトルコはクイック攻撃を多用し、点差を広げていく。流れを変えたい日本は和田に代えてOH北窓絢音を、佐藤に代えて秋本美空を投入。以降も相手の高さに苦しむ日本は、きっかけを掴めないまま終盤に入る。最後はスパイクがアウトになり、失点した日本。第2セットを落とす。
第3セットは第1セットと同様、石川のサーブから連続得点した日本が、先行する入りとなる。流れを引き寄せるブロックポイントを決めた日本は、10-6とリードを広げる。中盤、レセプションの乱れる日本は連続失点。2点差まで迫られる。その後、点差が大きく動くことなく入った終盤。日本は、宮部のサーブからブレイクに成功。最後はブロックで得点し、接戦の第3セットを取り切った。
第4セットは拮抗した入りとなる。以降は互いにブレイクを取り合う展開に。中盤、トルコは調子を上げてきたメリッサ・バルガスを中心にリードを保つ。一方の日本は石川を軸に攻撃を展開。日本が同点に追いつくと、その後は一進一退の攻防が続く。終盤、2セットダウンで後がないトルコが連続得点を決める。サービスエースでセットポイントを握られた日本は、第4セットを落とす。
運命の第5セットはトルコに先行される入りに。しかし、ラリーを制した日本は3-3で同点とする。相手のエースであるバルガスをブロックした日本は5-4で逆転。さらに日本は、ディグからのトランジションで連続得点に成功し、7-4と点差を広げる。その後も食い下がるトルコを振り切り、リードを維持する日本。最後は石川のサービスエースで第5セットを取り、勝利を決めた。
トルコの高さとパワーに苦しんだ日本だが、フルセットの激闘に勝利。7月27日(日)3:00より行われる準決勝に進出した。対戦相手は、7月25日(金)3:00に行われる女子ブラジル代表 vs 女子ドイツ代表の勝利チームだ。
■試合結果
日本 3-2 トルコ
第1セット 25-21|第2セット 16-25|第3セット 25-20|第4セット 22-25|第5セット 15-9