3日にバレーボールネーションズリーグ(VNL)2025男子のすべての試合が終了し、男子日本代表は6位で大会を終えた。
ロラン・ティリ監督を迎えた新体制で挑んだ初の国際大会。予選ラウンドを8勝4敗の4位で通過したものの、決勝ラウンド初戦で世界ランキング1位のポーランド相手にストレート負けを喫し、今大会は準々決勝で敗退、3大会連続の表彰台は叶わなかった。
そんな今大会、全13試合でスタメン出場を果たしたのはオポジットの宮浦健人。予選ラウンドからエースとしてスパイクで得点を重ねるだけでなく、自身の持ち味である鋭利に曲がるバナナサーブで幾度となくチームに流れをもたらした。
予選ラウンド終了時点、サーブで17得点を獲得しベストサーバーランキングにランクインしていた宮浦は、準々決勝のポーランド戦でもサービスエース2得点を追加。今大会サーブで19得点をマークし、最終的にはベストサーバーランキング4位という記録を残した。
バレー界において、サーブは勝利への重要な鍵になる。唯一無二の宮浦のサーブは、今後も日本代表に良い流れをもたらすことだろう。
■VNL男子ベストサーバーランキングTOP10(大会終了時点)
1位:エフェ・マンドゥラジュ(トルコ)/26得点
2位:アレッサンドロ・ミキエレット(イタリア)/25得点
3位:テオ・フォール(フランス)/22得点
4位:宮浦健人(日本)/19得点
5位:ドミトロ・ヤンチュク(ウクライナ)、モルテザ・シャリフィ(イラン)/18得点
6位:カミル・リヒリツキ(イタリア)、フィリップ・ジョン(ドイツ)/17得点
7位:アレクサンダル・ニコロフ(ブルガリア)、マルロン・ヤント(キューバ)/16得点
8位:ケヴィン・ササク(ポーランド)、ダルラン・ソウザ(ブラジル)、ポリヤ・ホセイン(イラン)、アントワーヌ・ブリザール(フランス)/15得点
9位:シメオン・ニコロフ(ブルガリア)、シモーネ・ジャネッリ(イタリア)、ガブリエル・ガルシア(アメリカ)/14得点
10位:ヴァシル・トゥプチイ(ウクライナ)、ホセ・マッソ(キューバ)、ウィルフレド・レオン/12得点